めまい、うつ、過呼吸(八幡市、30代女性/飲食店勤務)

免責事項
本ホームページに掲載した事例やお客さまの体験談は、個々の成果や個人の感想を表現したものであり、万人への効果を保証するものではないことをご理解ください。施術による効果には、個人差があります。

どのような症状か

20代の頃より、肩こりあり。
約2か月前、過呼吸を起こし、救急車で搬送される。
病院では「自律神経失調症」と診断。
心療内科受診を勧められる。
薬4種を処方される。
服用しても症状は改善せず、悪化するばかり。
頭が働かず、オーダーが覚えられないなど、仕事のミスも多発。
そのうち、仕事に行くこともできなくなる。
インターネットで当院を知り、施術予約。
現在、休職中。

現在(初回来院時)は、首、肩、背中に石が載っているように重い、痛い。
じっとしていると、めまいがし、息苦しくなる。
まさか自分がこんなになるなんて、思っていなかったので、ショック。
友達に会いたくない、メールも返信できない。
外出したくない、人に会うのが怖い。

見立て

心身ともに疲労をしていたにも関わらず、過酷な労働環境下で働き続けたことが直接の原因。
厨房の仕事であり、特に夏場は厳しかったのだと思う。
お一人でお子様二人を育てておられ、その重圧も相当なものではないかと想像する。
救急車で搬送されたり、不調の原因がはっきりしないことも、不安に拍車をかけた。
また、心療内科通院による多剤大量処方も、体調悪化に大いに加担していたと考えられる。

施術と指導

施術方針説明後、詳しく問診。
症状の原因について説明。
特に薬物による影響も大きいことに言及。
今後の施術計画について説明。
横になるとめまいがひどくなるので、座位で施術。
腰背部捻転、静圧。
可動法にて、肩関節周辺ゆるめる。
動作法2種類にて、胸回りをゆるめ、呼吸調整。
施術後、呼吸と姿勢がかなり改善。

経過と結果

2回目(翌々日)。
前回施術後、背中の痛みが消える。
翌日は、頭痛、だるさ、めまいで一日寝ていた。
前回と同じく、座位で施術。
肩周りの軽さを実感。

3回目(翌々日)。
眠れない。
頭痛とめまいがひどい。
しかし、横になれそうなので、仰臥位で施術。
できる範囲で、基幹操法(標準調整法)。
施術後、さきほどまであった頭痛とめまいが消滅。
家庭の事情を詳しく聴取。
心の緊張が、身体に大きく影響することを説明。

4回目(4日後)。
前回施術後より、ほとんどめまいは起こっていない。
また、前回施術日の夜より、すべての薬服用を中止。
翌日、翌々日は少ししんどかったが、今日はマシになっている。
内臓の不調が、解消。
昨夜より、眠れるようになったと実感。
やや目がかすむ。
仰臥位にて、施術。
基幹操法中心に、頭蓋の調整。
施術後、目のかすみ解消。
初回来院がちょうど一週間前だが、その時とは体調が大きく改善されていることを実感。
調子がよいとつい動き過ぎるので、その点のみ注意。

5回目(4日後)。
以下のような状態。

  • めまいは、ほとんど起こっていない。
  • ごく軽いものが一度だけあったが、すぐ治まった。
  • 外出も、できるようになった。
  • 夜も、眠れている。
  • 10日前まで、あれだけしんどかったのが、嘘のよう。
  • 薬が、どれだけ身体に悪影響を及ぼしていたか、実感できた。

初回施術日より10日ほどで、驚くほど元気になった。
表情が、別人のように明るくなった。

その後、合計10回施術。
施術の間隔は、1~3週間。
多少、体調の上下はあったものの、初回より約2ヶ月経過し、ほぼ正常に回復。
あれだけ苦しかったのが、嘘のようだとの感想。
その三週間後、11回目の来院時には、完治を報告。
長年感じていた肩こりや頭痛を感じることもほとんどなくなり、身体とはこんなにラクなものだったのだとの感想。
身体ばかりか気持ちもラクになり、イライラ、クヨクヨすることもなくなった。
家庭環境や仕事環境には変化がないのに、生きるのがラクになった。
来て本当によかった、できればもっと早く来たかったとの言葉をいただいた。

西田よりひとこと

家庭も仕事も、とにかく真面目な女性です。
それゆえ、頑張り過ぎてしまい、身体が過度な疲労、緊張状態に陥っても気づかない。
結果、自律神経のバランスを乱し、さまざまな症状が生じています。

めまいや過呼吸は、身体のサインです。
それを恐れることにより、余計に症状を悪化させています。
原因があるから、結果がある。
自律神経失調症とは結果であり、大切なのは原因を知り、それを絶つことです。
施術で身体を弛めることはもちろんですが、なぜこうなっているのか、どうやれば回復できるのか。
こちらが示す根拠や道筋に、素直に従っていただけるかどうか。
それが、大きなポイントです。

環境や他人はなかなか変えられませんが、自分を変えることはできる。
それが理解出来れば、症状は大きく改善していきます。
まずは、症状を素直に受け入れること、認めること。
その上で、ひとつひとつ、出来ることをやっていくことにより、必ず症状は改善します。
しないわけがないのです。

以下、自律神経失調症を根治させるために必要なことを記しておきます。
これらを守れば、どのような症状でも必ず治癒に向かいます。
ぜひ参考にしてください。

  • 自分の症状の原因を知ること。
  • どうすれば治るか、把握すること。
  • 症状を恐れないこと(すべて治癒反応であることを知ること)。
  • 自分の身体の力を信じること。
  • 結果を焦らず、諦めずに養生すること。
  • 薬は手放すこと(徐々にでよい)。

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