回答>股関節痛に関する問い合わせ

8月3日、ウェブサイト経由で以下の問い合わせがありました。
残念なことに、メールアドレスに不備があるためか、返信ができません。
ゆえに、この場で回答させていただくことにいたしました。

母の事ですが、久々に会うたびに足が悪くなっています。
股関節が、痛むようで、一度病院に行きましたが、人工関節の手術といわれたようですが、嫌でそのままになっています。
少し歩くだけで、とても辛そうです。
びっこひくような歩き方になっています。
歩かないから、筋肉もおちるし、悪循環のような気がします。
先日の旅行も、立っているのも辛く、散歩も辛そうで、何とかしてあげたいですが、手術せずに治す方法は、あるのでしょうか?

お問い合わせをいただき、ありがとうございます。
まず、お母さまのこと、たいへんご心配なさっていること、お察し申し上げます。
私にも高齢の母がおりますゆえ、お気持ちよくわかります。

さて、お問い合わせの件ですが、この文面だけでは、年齢もわかりませんし、どのような症状なのか(どんな時に、どこが、どのように痛いのか)も、わかりません。
ゆえに、実際にお会いして、お話をうかがい、状態を拝見しないと何とも申し上げられないのが、正直なところではあります。

それをご承知いただいた上で、いくつか申し上げられることを述べたいと思います。

私共では、医師から「人工股関節を装着する手術しかない」と宣告された方を何名かみさせていただきました。
結果を申し上げると、全員、手術が不要でした。
人により所用期間や施術回数に差はありますが、継続して通ってくださった方は、全員が痛みから解放され、普通に歩けるようになっております。
これは、嘘でも何でもありません。

また、手術をしたからといって、必ず歩けるようになるとは限りません。
中には、数度にわたる手術を繰り返し、そのたびに悪化している方もおられるようです。
ゆえに、手術するのは、最後の手段と考えた方がよいと思います。

加齢に伴い、筋力は必ず低下します。
しかし、痛みや不調の本当の原因は、筋力の低下ではありません。
ほとんどの場合、筋肉の動作連携が乱れたり、動作不良を起こすことが原因です。

私共の整体施術では、筋肉を弛め、動作連携の乱れや動作不良を解消します。
それにより、高齢の方であっても、骨折や筋肉の損傷(肉離れなど)がない限りは、痛みや歩行不良を解消することは、十分に可能です。

以下、少し詳しい説明をいたします。
面倒でなければ、ご一読ください。

股関節

股関節は、大腿骨頭と寛骨臼にて構成されています。
大腿骨頭の形状をご覧になってわかる通り、球状の関節です。
そのため、多方向への動作が可能な関節となっています。
上半身の全重力を支え、しかも自由自在に移動することができるよう、このような関節になっているのです。
つまり、球面によって重力負荷を分散しつつ、あらゆる方向へ大腿骨を自在に動作させるのです。

ところが、姿勢や生活習慣等により、大腿骨頭が変位をします。
変位とは、本来あるべき位置ではないところへ移動するということです。
そのため、重力分散がされず、特定の箇所に大きな負荷がかかる結果となります。
それがもとで、股関節の損傷や不調が生じます。

股関節は、多方向への動作を実現するために、多数の筋肉が関与しています。
その筋肉のバランスが乱れるため、上記のような変位が生じます。
また、股関節付近の筋肉は、上は腰部や腹部や背部、下は大腿部の筋肉とも密接な関係があります。
ゆえに、その関係のバランスも整える必要があります。
言い換えれば、痛みの出ている箇所だけでなく、全身の調整が必要ということです。

いただいた文面に対し、お答えできるのは以上です。
ごく一般的な見解であり、参考にしていただけるかどうかは、わかりません。
しかし、前述した通り、お母さまの実際の状態を拝見しないことには、これ以上のことは申し上げられません。

歩けないのは、本当につらいものです。
おっしゃる通り、歩かないと筋肉が弱りますし、何より気持ちが滅入ります。
お母さまの回復を、心よりお祈り申し上げております。

文責:心身楽々堂 代表 西田 聡

トップページへ戻る