起立性調節障害

起立性調節障害

先日【大人の責任と自覚 】という記事を投稿しました。
その記事中で起立性調節障害について触れたためか、「自分の子どももそうではないか」という相談や問い合わせを数件いただいております。

本件について、思うところを述べます。
長くなりますが、この症状でお悩みの方は、お読みいただければ何かヒントがつかめるかも知れません。

さて、起立性調節障害とは、思春期の子どもに多い疾患です。
主として、以下のような症状があります。

  • 朝、なかなか起きれない
  • 起きてれても、頭痛やめまい、ふらつきがひどい
  • いくら休んでも、倦怠感や疲労感がとれない
  • だるくて、授業や勉強に集中できない
  • 歩行や運動中に、動悸やめまいで倒れたことがある
  • 登校しようとすると、お腹が痛くなる
  • 遅刻や早退を繰り返す
  • 何ヶ月も学校へ行けてない
  • 不思議と、夕方から夜にかけては元気になる
  • 夜、眠りにくい、眠りが浅い

現在、この症状で悩む子どもは、全国に80~100万人いると言われています。
数ヶ月にわたり不登校になることも少なくなく、本人はもちろん、家族にとっても深刻な問題となっています。

最近は、専門医やクリニックも出現しています。
著書を出されている先生もおられるので、私もできる限り読んでみました。

共通しているのは、主たる原因を自律神経機能の乱れとしていることです。
この点は、私も同感です。

では、なぜ自律神経機能が乱れるのか。

その原因については、ストレスや生活習慣の乱れと書かれているだけで、それ以上の言及がありません。
対処法も、薬物投与、漢方薬、サプリメント、心理療法、生活習慣指導などに留まります。

非常に重要な原因について、言及したものは皆無です。
重要な原因、それは、

「骨格筋の慢性疲労と過緊張」

です。

もちろん、これだけが原因ではありませんが、大きな割合を占める原因であることは、ほぼ間違いありません。
なぜなら、結果が出ているからです。
私だけでなく、門下生たちの整体院でも同様の結果が出ており、再現性があるからです。

ただし、私は研究者ではなく、実践者です。
なので、私の申し上げることが科学的に正しいかどうかは、わかりません。
高い確率で結果が出ている、その事実があるだけです。

体調に異常を感じたら、ほぼすべての人は病院へ行きます。
起立性調節障害の場合も、同様です。

しかし、現代医療は対症療法が中心です。
症状の原因を多面的かつ徹底的して追究し、それを絶つことは、多くの場合しません。
根治には個別対応が必要であり、手間と時間がかかるからです。

だからでしょうか、複数の診療科や病院を転々とする人も少なくありません。
さんざんあちこちの病院へ行き、いろんなことを試した結果、「病院では治らない」と気付いた人だけが、他の手段を探し始めます。
そして、非常に稀有な人が、私たちの整体院にたどりつきます。

私の整体院の実績で申せば、早ければ約1ヶ月、長くても半年あれば、治癒軽快しています。
通い続けてくださった方は、ほぼ100%よくなっています(継続中の方もおられるので、このような表現になります)。
あんなに悩んだのが嘘のようだと、何度も礼状をくださる方もいます。

ただし、整体は万能ではありません。
特に起立性調節障害は、原因が多岐にわたるので、治癒軽快が難しい症状のひとつです。

しかし、何をやってもよくならないのなら、残される可能性を試してみる価値はあると思います。
可能性とは、整体によって筋肉の過緊張を解除し、慢性疲労状態を脱することです。

最後に、絶対に忘れて欲しくないことを述べます。
それは、起立性調節障害の治癒軽快は、親御さんのサポートが何よりも大切だということです。

いかなる症状も、結果です。
結果には、必ず原因があります。
原因を探り、絶つことが治癒軽快には必要不可欠ですが、子どもにはその能力がない場合があります。
特に先天的原因や環境的原因は、子どもにはどうしようもないことがあるからです。

症状がなかなかよくならないことに焦ったり、学校へ行けないことに対する不安を抱くことは禁物です。
気持ちはわかりますが、できる限り抑えてください。

それよりも、その子のありのままを受け入れ、認め、愛を注ぐことに集中していただきたいのです。
それを通して、親子の信頼関係を深めて欲しいのです。

愛とは、尊敬と信頼です。

あなたのお子さまは、今、事情があって、そういう状態に陥っているのです。
起立性調節障害という困難に立ち向かうことにより、大きく成長しようとしているのかも知れません。
子どもは、無力ではありません。
むしろ無限の可能性をもった偉大な存在であることを、どうか忘れないでください。

また、どのような症状であれ、必ず治癒できる生命力(=自然治癒力)が私たちの中には存在します。
特にお子さまの生命力は、旺盛です。
その力に対する絶対の信頼を、どうか忘れないで欲しいのです。

辛い経験、苦しい経験は、必ず人生の糧となります。
辛さや苦しさを自力で克服したという経験は、必ずその人に大きな力を与えます。
お子さまも、例外ではありません。

つまり、いまお悩みの方は、大きな成長のきっかけを掴んでいるのです。
これは、決して慰めや気休めではありません。
私自身が心身の不調で長い間苦しみ、8年間にわたり、整体の現場であらゆる症状に苦しむ人に向き合ってきた結果の実感です。

心身楽々堂 代表 西田 聡

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