起立性調整障害(OD : Orthostatic Dysregulation)
最近、とても相談の多い案件です。
小学校高学年から思春期のお子様が、ほとんどです。
症状としては、主として以下のようなものがあります。
-
朝、起きれない
全身に倦怠感がある
立ちくらみがする
起きていると気分が悪くなる
夜、なかなか寝付けない
勉強に集中できない
その結果として、遅刻や早退が増え、学校を休むことも多くなります。
病院へ連れて行くと「起立性調節障害」と診断されます。
投薬治療やカウンセリング等の処置がされますが、ほとんどの場合、効果がない。
症状が改善されない場合は心療内科を紹介され、強い薬を処方されることもあるようです。
医師の言いなりにならぬよう、十分に注意が必要です。
以下のような、起立性調節障害について詳しく解説したサイトもあります。
http://inphs-od.com/
心配になったお母様方は、情報を集めよう必死です。
しかし、これらのサイトを見ると、何か重篤な病気のように感じます。
ますます心配になり、深みにはまる。
結果的に、症状を長引かせてしまうことになりかねません。
私の知る限りですが、起立性調節障害は自律神経のバランスの乱れです。
ゆえに、自律神経のバランスを整えると同時に、なぜバランスが乱れるかを探って、原因を絶つことが必要です。
ところが、残念なことに、それができる病院は、ほとんどないようです。
なので、私共のような整体院を頼って来られるのです。
病院で診断を受け、治療を受けても改善されない場合は、要注意です。
的外れの治療で、症状を長引かせたり、余計に悪化させる可能性が大きいです。
ぜひお早めに、ご相談ください。
お問い合わせフォーム
心身楽々堂では、起立性調節障害が治癒寛解した例が、数多くあります。
早ければ2週間程度、少し時間がかかっても、3ヶ月程度で治まることが大半です。
以下に、一例として最近の症例をあげます。
参考になれば、幸いです。
▼どのような症状か
現在、中学三年生だが、中学へ入学した頃から発症。
症状としては、夜中に必ず2~3回目が覚め、朝起きるのが辛い。
昨年8月末、手足口病、溶連菌感染症にかかり、以降体がすっきりせず、ますます夜中に覚醒、目覚めが悪くなり欠席、早退が増えた。
かかりつけ小児科医より、別の病院を紹介され通院。
約3ヶ月、薬の服用を続けるが、一向に回復せず。
▼見立てと施術
人間関係や授業などで、学校へ行くのか嫌というわけではない。
スポーツマンであり、身体もしっかりしている。
クラブ活動もしていた。
ゆえに、次のような仮説をたてた。
-
環境変化などの影響で、自律神経が乱れ、十分に睡眠できなくなった
それがきっかけとなり、慢性疲労状態になった
通院し、病名を付けられたことや投薬が、症状の慢性化や悪化につながった
ゆえに、標準調整により、全身の緊張を除去することで、早期回復が可能と判断。
仮説を説明するとともに、治癒に導く方法、見込みなどを説明した。
▼指導と経過
初回施術後は「気持ちよかった」という感想。
4日後に、2回目の施術。
2回目問診時に聴くと、施術翌々日はスッキリ起きれたとのこと。
たった1日でも起きれたということは、大きな回復の兆しであることを告げた。
その4日後に、3回目の施術。
今度は、2日、調子がよかったとのこと。
少し間隔をあけ、一週間後に4回目の施術。
朝、起き辛かったのは、一週間のうち、1日だけとのことであった。
次週は受験を控えているため、いったん今回で施術終了とする。
三年近く悩んでいた症状であったが、初回来院時から、約二週間でほぼ完治。
▼ひとこと
「起立性調節障害」と呼ばれるもののほとんどは、病気ではないと考えます。
症状の原因は、自律神経のバランスの乱れです。
その場合、必ず筋肉の慢性疲労や過緊張がありますので、それを除去することにより、自律神経のバランスが整い、症状が治まることがほとんどです。
検査のために病院へ行くのは結構ですが、医師の診断を盲信しないことが賢明です。
特に、安易に子供に投薬や注射をする医師は、信用してはなりません。
経験上、過剰な服薬は、余計に症状を悪化させる可能性が、高いと考えます。
子供の健康を守れるのは、親しかいません。
ぜひ積極的に、本当のことを学んでいただきたいと切に願います。