心身楽々堂は、自然であることを何よりも大切にしています。
人為的行為を極力排し、宇宙のあり方に従って、自然のままであること。
それを無為自然と呼びます。
そして、心身楽々堂は無為自然を思想と実践の根幹としています。
無為自然は、中国の老荘思想に端を発します。
日本人は、長い歴史を通じて、それを独自の文化に昇華させて参りました。
整体は、その珠玉の賜物のひとつと考えています。
心身楽々堂の整体のルーツは、日本古来の武術にあります。
「合氣」という言葉に代表される、最小限の刺激によって相手の動きを誘発する。
そんな極めて繊細で精緻な術理を基盤にしています。
もうひとつのルーツは、日常的な営みとしての触れ合いです。
例えば、失意にある人の肩にそっと手を置く、愛情を込めて相手の手を包み込むなどの「思いやり」。
あるいは、痛みを訴える我が子のお腹をやさしくさするなどの「手あて」。
これらには、目には見えない確かな力があります。
「武術」と「触れ合い」、この二つを復活させ、融合させ、体系化したものが、私たちの整体です。
心身楽々堂は、痛みを取ること、症状を治すことを目的とはしておりません。
身体が本来備える生命力を目覚めさせ、活性化させるための施術や指導を行なっております。
痛みや症状の改善や治癒はひとつの結果であり、過程に過ぎません。
大切なのは、お客さまの身体がもともと備える自然な力、つまりイキイキとした生命力を取り戻すことです。
その経験を通じて、命のかけがえのなさと豊かさに気付くことです。
そして、生きることの素晴らしさに目覚め、楽しく健康な毎日、幸せな人生を歩む力を得ることだと考えております。
次は…
