今週、月曜日のことです。
予約の時間になっても、新規のお客さまがいらっしゃいません。
20歳の女性です。
5分、10分、15分・・・結局、1時間待ちましたが、お見えになりませんでした。
何か急用ができたのかな、それとも体調を崩したかな・・・
とても心配をしていました。
夜になって、メールのチェックをすると、彼女からメールが届いているのに気付きました。
受信時刻は、予約時間の20分前でした。
ギリギリまで行くつもりでしたが
体調悪くて今日はキャンセルさしてもらいます
すいません
はぁ~?なんだそれは?・・・思わず、溜息が出ました。
怒り、呆れ、諦め、反省など、さまざまな思いが錯綜し、複雑な気持ちでした。
私は、公的なメールは、パソコンにて送受信をしております。
ゆえに、リアルタイムにメール受信を確認できません。
しかし、彼女の感覚は違うのでしょう。
メール≒電話、そんな感覚で使っているのだと思います。
携帯電話が普及し、さらにスマートフォンが普及。
その結果、メールは電話をしのぐ、日常のコミュニケーション手段となりました。
LINE等の普及が、それに拍車をかけているのでしょう。
私もメールは多用するし、重宝もしています。
もちろん、個人的にLINEも使用します。
しかし、緊急時や、大切なことを伝える時は、電話を利用します。
伝わったかどうか、相手に確認をしたいからです。
土壇場のキャンセルが、相手にどれだけ大きな迷惑をかけるか。
大人なら、経験的に知っているはずだと思います。
だから、ドタキャンする場合は、自分の肉声で謝罪したい、誠意を示したい。
私だったら、そう思います。
そのあたりの価値観も、彼女の世代とは、大きく異なるのでしょう。
メールで、さらっと流したい。
概して、ウェットではなく、ドライでライトなコミュニケーションを望む。
そういう価値観を持っているのかもしれません。
でも、もしかしたら、声も出せないくらい体調が悪かったのかもしれません。
いやいや、メールが打てるなら電話くらいかけられるだろう。
やはり、いろんな思いが錯綜するので、それ以上は考えないことにしました。
いずれにしても、感覚や価値観のギャップは、たいへん埋めにくい。
どちらがいい、悪いを言い出したら、きりがない。
だから、もし良好な関係を保ちたいなら、お互いを思いやり、歩み寄るしかない。
彼女には、急な予約変更は、必ずお電話をいただけるよう、メールにてお願いをしました。
すぐに謝罪のメールが来ました。
ご理解いただけてよかったのですが、もう来ていただけないかもしれませんね。
とても残念です。
私としては、これからは、まめにパソコンのメールをチェックするようにします。
でも、当日のキャンセルや予約変更は、必ずお電話にてお願いしますm(__)m