どのような症状か
20代の頃より、お腹の調子が悪くなってきた。
32歳の時、倒れて救急車で搬送された。
35歳の時、パニック障害、不安障害などで体調悪化がピークとなる。
37歳の時、心療内科を受診、自律神経失調症と診断された。
約半年通院したが、却って体調が悪化した。
現在は、常に「お腹をくだすのではないか」と不安でしょうがない。
だから、外出ができない、犬の散歩さえできない。
今までできていたことが、できない。
手足が冷え切っており、入浴中でさえ冷えを感じる。
夜中に大量の汗をかく。
見立て
基本的には、筋肉の過疲労と過緊張が原因で、自律神経が乱れていると推察。
施術と指導
全身を弛める施術を行う。
また、若い当時の元気だった頃とのギャップに苦しんでいる面もあるため、傾聴カウンセリングも重要視する。
経過と結果
施術1回目以降、次のような変化が出る。
・数日間、発作が出ない
・やたら眠い
・気持ちが少しラクになった
・動悸が少しマシになった
以降、3回目までは、2~3日おきに施術をし、4~6回目は1~2週間おきにする。
この間、一進一退を繰り返す。
初回来院時より約2ヶ月が経過、7回目には、ラクになってきているという自覚と、周囲の友人から「様子が変わった」と言われるほどに回復してきた。
食事を変える、短期のアルバイトへ行く等の意欲も出てきた。
それを機に、3週間~1ヶ月おきに施術をする。
この間、小さな不調はあるものの、全体的には回復を自覚。
初回来院時より約半年が経過した14回目には、とても元気になったとの報告を受ける。
あれほど悩んだお腹の不調も、自力制御できるようになったとのこと。
その後も、1ヶ月に1回のメンテナンス施術を継続中。
西田よりひとこと
元氣になられて、私としてもたいへん嬉しく思います。
もともと、明るい性格でいらっしゃったのも、よかったのだと思います。
最初の頃は、とても辛かったと思います。
でも、私のお伝えしたことに真摯に耳を傾け、信じて通ってくださいました。
それが、功を奏したと思います。
身体は常にも度へ戻ろう、よくなろうとしています。
その働きや力を助けてやることが、根治に向かう唯一の道です。
特に、過敏性腸症候群や不安障害と呼ばれる症状は、医療機関で原因が特定できず、決め手となる治療法が存在しません。
そこには自律神経の不調が大きく関わっていることは間違いないのですが、なぜ自律神経が不調に陥るかが理解されていないためです。
なので、多くの場合、ある意味いい加減な薬物治療が施されます。
しかし、原因がわからないのに薬物を投与するとは、ひどく乱暴な話です。
これでは体調が余計におかしくなって当然です。
時間はかかるかもしれませんが、身体の自然な力を助ける方法は、安全で確実です。
あきらめずにじっくり腰を据えて取り組めば、このお客さまのように、必ずよくなります。
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