起立性調節障害(尼崎市、10代男子/中学生)

免責事項
本ホームページに掲載した事例やお客さまの体験談は、個々の成果や個人の感想を表現したものであり、万人への効果を保証するものではないことをご理解ください。施術による効果には、個人差があります。

どのような症状か

現在、中学二年生になったばかり。
約1ヶ月前から、寝つきが悪く、起床時に頭痛がするようになった。
あまりに続くので、小児科に相談したところ、アンケートのようなものを受けさされ、起立性調節障害と診断された。
今朝は頭痛がひどく、起き上がれないほどになった。
心配になり、知人から紹介を受けて、来院。

見立て

本を読むのが、大好きとのこと。
本人に、本を読む際の体勢や姿勢を実演してもらったところ、首や肩に大きな負荷のかかる状態になっていることを発見。
これが、原因のひとつであると指摘。

施術と指導

標準調整により全身の緊張を除去し、経過観察をする。
遠方ゆえ、頻繁に連れて来ることはできないとのこと。
自宅において、次の事項を守っていただけるよう指導を行った。

“病気”という認識を捨てること

お子様の症状は、自律神経バランスの乱れにより生じたものです。
決して病気ではありません。
なぜ自律神経バランスが乱れたのかその原因を探り、止めることが必要です。

姿勢に注意

自律神経バランスの乱れの大きな原因のひとつが、筋肉の過緊張です。
特に、首、肩、背中等の緊張が強いように感じます。
筋肉の過緊張を招く大きな原因のひとつが、姿勢の悪さです。
本日お伝えしたように、6キロ近い重量のある頭をいかに支えるかが、鍵です。
坐骨で立つように座ることを心がけてください。

筋肉の疲労回復のために

背中、肩などを軽く擦ってあげるとよいと思います。
あくまでも軽いタッチで、洋服の埃を払う程度の接触圧が望ましいです。
擦るのが難しいなら、軽く手をあてておくだけでもよいです。
その際も、圧に注意してください。
皮膚に軽く触れる程度の圧が望ましいです。

経過と結果

約二週間後に、電話連絡あり。
その後、元気に過ごしており、学校へも普通に行けているとのこと。
そのまま、経過観察するよう伝える。

西田よりひとこと

「起立性調節障害」と呼ばれるもののほとんどは、病気ではありません。
自律神経のバランスの乱れにより、発症しているに過ぎません。
ほとんどの場合、必ず筋肉の慢性疲労や過緊張があります。
それを除去することにより、自律神経のバランスが整い、症状が治まることがほとんどです。
検査のために病院へ行くのは結構ですが、医師の診断を盲信しないことが賢明です。
今回わかったことですが、アンケートを受けさせて、その回答内容だけを根拠に、安易に病名をつける医師も少なくありません。
親御さんが、十分に注意をすることが必要です。
お子様の場合、回復力も旺盛です。
それゆえ、原因を究明し、それを断てば、すぐに症状は治まります。

関連記事

  1. 起立性調節障害(香里ヶ丘、10代男子/中学生)

  2. 起立性調節障害(寝屋川市、10代女子/中学生)

  3. 朝起きれない、頭が重い(枚方市津田、10代女子/中学生)

  4. 起立性調節障害は「知らない」から「治らない」

  5. 朝起きれない、めまいがする(大阪府枚方市、10代男子/高校生…

  6. 胃腸炎、不登校(大阪市、10代男子/小学生)