どのような症状か
1ヶ月前から、様々な不快症状で悩んでいる。
ふらつき、だるさ、耳鳴りなど、午前中が特にひどく、朝起きるのが憂鬱。
母が入院したことに伴う、忙しさが原因ではないか。
昨年の5月頃も同じ症状で悩まされた。
見立て
加齢による慢性疲労状態に、家族の心配や過労などが加わることによって、過剰な緊張状態が持続し、それにより自律神経が失調したことが様々な不快症状の原因と考えられる。
おそらくは、睡眠も浅いので、放置しても回復されないのだと推察する。
施術と指導
標準調整にて、全身の緊張を解く。
症状の原因を詳しく説明し、安易に薬に頼らないよう、伝える。
まずは3ヶ月、10回をめどに施術に通うよう勧める。
経過と結果
初回、2回目の施術は、「よくわからない」という感想。
3回目来院時に、朝のふらつきが少しマシという報告を受ける。
4回目の来院時に、耳鳴りが以前より強くなっているとの報告を受ける。
身体が自分で調整をする過程で、一時的に症状が悪化したように感じることは多々あると説明し、納得を得る。
8回目までは、1週間に1回の通院ペース。
この間、体調に大きな変化はなかったが、2週間後、9回目の来院時に、症状がかなり改善しているとの報告を受ける。
3週間後に10回目の来院時は、朝がまだスッキリしないとのことであった。
しかし、回復力はかなり回復傾向にあると判断した。
案の定、3週間後、11回目の来院時には「とても調子が良い」との報告を受ける。
さらに、1ヶ月後、12回目の来院時には、朝も楽になったし、元の体調を取り戻せた実感があるとの報告を受ける。
以降は、3ヶ月に1回、メンテナンスのための通院とした。
西田よりひとこと
10回近くなるまで、大きな変化がみられないにも関わらず、よく通い続けてくださったと思います。
途中で諦める人が多いのですが、継続してくださったおかげで劇的に改善されました。
やはり大切なのは、自分の身体の力を信じることであり、「待つ」ことなのだと改めて実感いたしました。
60代以上の方は、薬に頼る人が多いのですが、そうではなかったことも幸いでした。
春先の海外旅行に行けないのではないかと心配されていましたが、もう大丈夫ですね。
ぜひ楽しんで来てください。