【調い和らぐために整える】
8月15日。言うまでもなく、戦没者を追悼し、平和を祈念する日である。
平和とは何か…どうすれば実現できるのか…何かとキナ臭い、昨今。一人ひとりが、深く考えるべき時だと思う。
私が思う、いちばん大切なこと。それは、
「他に原因を求めない」
ということ。
他のせいにしない。他を否定、批判、非難しない。他を変えようとしない。他に原因を求める限り、永遠に戦争は無くならないと思うからだ。
私は正しい、あいつは間違ってる。自分の中にその心がある限り、争いは止むことなく、永遠に続くであろう。
戦争のタネは、日常の中にある。一人ひとりの、心の中にある。小さな小さなタネが、やがて大きく育っていくのだ。
たとえば、深刻な痛み、症状、病気。あまりに苦しく、つらいと、人はそれを他のせいにする。そして、他に解決策を求める。
暴力(矯正)で身体をねじ伏せ、化学兵器(薬物)を投入し、放射線やメスで身体組織を破壊する。
これは、小さな戦争だと私は思う。自分で、自分の中に、戦争を起こしているように思えてならない。
生命の営みは、すべて調和だ。調和とは、調い(ととのい)、和らぐ(やわらぐ)ことである。
あらゆる痛み、症状、病気は、すべて調和のための営みである。治る、治らないという人間独自の判断から離れ、生命の調和という視点でこれらを眺めれば、違う地平が見えてくる。
調う(ととのう)のは、自然の営み。
整える(ととのえる)のは、人為の営み。
整体とは、人間という生命体を整えること。人為的作用は加えるが、それは調和をもたらすきっかけになるよう、最小限にとどめる。
地球上で唯一、意志や思考や欲望という心を持ち、自然に抗い、自然を汚し、自然を乱す能力を備えた人間という生命体。その人間が、どのように心を使い、振舞うのか。
地球環境のみならず、宇宙の調和すら乱しかねない技術を開発してしまった今ほど、それが問われている時代はないと私は感じる。
大切なのは、一人ひとりの心であり、日々の小さな実践だと思う。すべてを他のせいにせず、自分ごととして考えることだと思う。
その大切なことを、整体という小さな事業で伝えていくのが、私の役割だと思っている。人類と地球が調い、和らぐことを願いつつ…

