【バタフライタッチ】
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初心者に整体施術の指導をする際に、最も難しいのが「触れ方」である。優しく、思いやりを持って、と伝えるのだが、多くの場合、どうしても強く触れてしまう。
無理もない。私たちは、意識のどこかに、相手を変容させるには、物理的な力が必要という観念を持つからだ。それも間違いではないが、私たちは別の考えをしている。力は、こちらが及ぼすものではなく、相手(被術者)が自ら発動させるというのが、基本的な考え方だからである。
これまで「生まれたての赤ちゃんに触れるように」「豆腐を崩さないように」「生卵を破らないように」などと伝えてきたが、最近、とてもインスピレーションを覚える表現に出会った。それが「バタフライタッチ」である。
ネットで検索をすると、いくつか情報が出てきた。その一つを見ると、同じ整体学校で学んだ先輩が「整顔」の分野でバタフライタッチを用いているようであった(コメント欄にInstagramの記事リンクを掲載)。
「バタフライタッチ」とは、蝶が花にとまるような優しさで触れるということである。考えてみれば、自然界の生き物たちはみんな優しい。捕食する場合は別として、動物も、虫も、植物も、優しく触れ合って、助け合い、支え合い、生態を維持している。
人間だけが、自然から大きく離れてしまい、力と力のぶつかり合いの中で、社会を営んでいるような気がする。その究極が産業であり、政治であり、戦争であろう。その先に未来がないことを多くの人が気付き始めている今こそ、見直しと転換の好機と考えている。
本日は『心整体法・入門講座』の2日目。実習が中心である。静岡県在住の男性が、今後の生き方を模索する中で、本講座に出会い、学びにきてくださっている。研修生2名も同席してくれる予定なので、実りある一日にしたい。

