【今を生きる】
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もう一つ、私が好んで試聴をしているYouTubeチャンネルがある。それが、俳優の榎木孝明さんの「今を生きる」である。
榎木さんは、俳優以外にもさまざまな取り組みをされていて、その代表的な一つが(古)武術探究である。ご紹介する動画では、格闘家の菊野克紀さんと小比類巻貴之さんを相手に、武術の極意の一つである「水になる」ことを解説されている。
動画の中でも述べられている、かのブルース・リーをはじめとして、水を“あり方”の一つとして手本にする武術家は多数存在する。日本において史上最強の剣客と言われる宮本武蔵が著したとされる兵法書『五輪書』には「水を本として、心を水になる也」という一節があるそうだ。
この動画中で榎木さんは「意識で水になる」と述べ、それがいかなることかを具現化し、筋力とは次元の異なる強さや動きを示されている。私が稽古を重ねている大東流合氣柔術とも通じるところがあり、共通しているのは「ぶつからない」ことであり、その肝要は「自在になること=ゆるむこと」だと考えている。
私が実践提唱する「自律神経整体(ゆるめる整体)」が目指すところも全く同じであり、身体が本来備える機能や力を最大限に発揮させる鍵が「ゆるむ」ことにあると考える。お恥ずかしながら、私はまだ体得体現できないが、探究し、目指す境地があるのは、とても幸せなことだと思っている。
そう言えば一昨日、両肩に通常ではない筋肉痛を感じた。おそらく、土曜日に兄弟弟子2名と長時間稽古したことが原因と考える。稽古時、師匠は手加減こそしないが、術理が正しければそれを引き出すような応じ方をしてくださるのだが、それに対し、兄弟弟子は全く手加減がない。全力で握ったり、押し込んだりしてくる。
その攻撃に反応し、私は肩の筋肉(三角筋、棘下筋、小円筋あたり)を使い、対処する癖があるのだろう。とても良い勉強になった。
さて、榎木さんが披露されている技術の数々、それを合氣と呼んでいいかどうかはわからないが、戦わない、ぶつからないという点で、日本伝統武術独特のものであると考えている。そこには意識の使い方がや心のあり方が大いに関係していることは明らかである。
日本が伝統武術を取り戻し極めたら、競技スポーツとしての柔道も、現在とは全く違うものになるだろう(コメント欄参照)。オリンピックなどにおいても、真の平和をいかに実現するのか、世界に対してメッセージを伝えられるに違いないと思う。
榎木さんのチャンネルタイトル「今を生きる」ことは、日本の身心文化に根ざした“生き方の、あり方”であり、そこには、世界平和を目指し、実践する鍵があると改めて感じている。今後、ますます注目し、探究したい。

