【長男の誕生日に】
今日は、長男の誕生日。
即ち、私が父親になった日でもある。
毎年、書くことは同じ。
いかに彼を愛しているか。
いかに彼に感謝をしているか。
それに尽きる。
教育とは、共育である。
彼の存在なしに、今日の私はないと断言できる。
写真は、2008年の4月。
彼が、高校に入学した時のものである。
そんな時期に、私は会社を辞め、やったこともない仕事で独立自営を始めた。
無謀も、甚だしい。
この道しかない。
そう確信し、猪突猛進する父親の姿を、彼はどう見ていたのだろう。
きっと、ものすごく不安だったと思う。
しかし、逆のようだが、彼の存在がなければ、私は転職に踏み切らなかったかもしれない。
こんなに大きなリスクを背負うことは、なかったかもしれない。
なぜか。
私は彼に、サラリーマン以外の生き方があることを我が身をもって示したかったのである。
人生半ばを過ぎても、諦めずに頑張れば、何とかなることを教えたかったのである。
いくつになっても、夢と希望を持って生きることがいかに大切か、伝えたかったのである。
彼にどれだけ伝わってるかは、わからない。
それ以前に、彼は私の愚かさ、身勝手さに呆れ、辟易しているかもしれない。
しかし、彼も、そろそろ将来のことを考える年頃である。
社会に出て何を仕事にするのか、どう生きていくのか、真剣に向き合う時期である。
そんな彼に、私は立派なことや、気のきいたことは言えない。
ただ、自分を誤魔化さず、自分に嘘をつかず、自分を大切にして、生きて欲しい。
どんな窮地に陥ろうと、どんなに絶望しようと、必ず活路はある。
その積み重ねでしか、人生の醍醐味を味わうことはできないし、人生の素晴らしさを知ることはできない。
今度、一緒に飲んだ時は、そんなことを伝えたいと思うが、いつものように、軽くいなされるんだろうな…と、どこまでも不甲斐ない父親である。
ともあれ、誕生日、おめでとう。

