よく「セルフケアとして、何をすればよいですか?」と尋ねられる。
本日は、このことについて書いてみたい。
私のセルフケアの基本的な考え方は、
「整体即生活、生活即整体」
である。
その意味は、日常生活を送ることが、そのまま整体になる。
つまり、特別なセルフケアは不要である。
それが、基本であり、理想でもあると、私は考えている。
合氣道の達人と言われた塩田剛三師が、次のような言葉を遺しておられる。
「行住坐臥、一切の事勢、これ最善の道場」
これは、道場だけが修行の場ではない。
生活することすべてが最高の道場と考え、修行に励め、という意味である。
整体も、これと同様と私は考える。
呼吸する、立つ、座る、歩く、話す、仕事する。
日常において、無意識で行っているこれらのことを、一つひとつ、丁寧に整えていくこと。
それを習慣化することが、最も効果の高いセルフケアだと私は考える。
その第一歩として、意識して次の三つに取り組むことを、私は推奨している。
1)呼吸を整える
2)姿勢を整える
3)言葉を整える
個々については、稿を改めて解説をしたい。