さて、早いもので今年も大晦日を迎えるに至りました。皆さま、どのような年末をお過ごしでしょうか。また今年は、皆さまにとって、どのような一年だったでしょうか。以下、私なりに、この一年を概観してみたいと思います。よろしければ、お付き合いください。
私は従来より在り方の軸として、一貫して「自然、自立、自由」を掲げておりますが、今年は、その軸の重要性を改めて強く感じた一年でした。それと同時に、これまで自分が歩んで来た道のりは、大いなる存在の導きによるものだと再確認いたしました。
また、還暦を迎えたことを機に、再出発の準備を整える一年であったと思います。つまり、あまり多くは残されていないであろう、今生における自分の命を大切に使うために、これから何を優先すべきかを、よくよく考えた年でありました。
そのような中、整体を癒し、教育(共育)、社会変革のツールとして啓蒙伝播するという、私たちの思想と実践は、超マイノリティであり、一般受けしないどころか、敬遠や反発される場合すら多いことを例年以上に、痛烈に感じました。
しかし、その反面、ごく少数ではありますが、本当に大切なことを分かち合える、信頼できる仲間が全国に存在することを、肌で感じることができました。そして今、そのご縁をつむぎ、広げていくことに、大いなる希望を持っています。
それが何であれ、仕事と呼ばれるものは、自他の成長のための気付きや学び、生きる勇気や希望につながるものであるべきと考えます。たいへんおこがましいですが、その一端を担えることに、心から喜び、深く感謝しております。
自分の身に起こることは、すべて必要必然であり、例え禍と思えることでも、ありがたく豊かな恵みと考えています。一人でも多くの方が、その恵みを受け取り、歓喜と感謝に満ちて、心穏やかに年末年始を迎えられますことを、心よりお祈り申し上げております。