【施術を楽しむ】
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私もそう心がけているし、整体塾の研修生や受講生に伝えているのが「施術を楽しむ」ことです。結果を出そう、つまり相手に変化をもたらし、痛みや苦しみを軽減させよう。その気持ちは尊いものですが、注意が必要です。相手の命は必要があって、痛みや苦しみを発現させているからです。それに過剰な介入をするべきではないと私は考えているのです。
その加減やバランスに正解はないし、何よりも施術の上達には経験と時間が必要です。だから特に初心者のうちは、相手と過ごす時間を楽しむ。そんな心の余裕を持って、施術に臨むのが好ましいと考えています。それが結局は良い結果につながることが多いことを経験的に感じています。
施術することは、瞑想に似ていると思います。感じることに集注し、軽く、優しく、温かい接触によって相手の身体とつながることは、命の対話であり、時として心の深い部分に誘われることがあります。奇跡の出会いに感謝し、相手と共に、どこまでも遠く、広い大空を仰ぎながら、どこまでも広く、深く、静かな海に漂うような、そんな永遠の今を楽しみましょう。
最初は「そっと触れる」「やさしく撫でる」「ここちよく揺らす」、そこから始めましょう。まずは5つの手技を学びましょう。それを十分やったなら、手技を7つに増やし、「たるみをとる」「動かす」ことによって、相手との一体感を体得していきます。それが楽しめたら、さらに手技を7つ、増やします。
少しずつ、階段を登っていくこと。階段は永遠に続き、登れば登るほど景色が変わり、たくさんのことが見えて参ります。でも、まず最初の一段を登らねば、先はありません。最初の一段となるのが、明日開催する『心整体法ワンデイセミナー』です。ご一緒くださる皆さま、楽しい一日を過ごしましょう。よろしくお願いいたします。

