約束

袖振り合うも多生の縁

【約束】

先の記事でご紹介した、横萩さんの「還暦感謝祭」。

特別ゲストとして、ジミー宮下さんこと、宮下 節雄さんがお越しくだり、サントゥールの演奏をご披露くださいました。
なんと、インドから来日中のタブラ奏者Arindam Chakravartyさんをお連れくださいました。

ジミーさんは、前日まで伊豆の野外ライブに参加しておられました。
疲労困憊されていることと思います。
それに、その日はインドから、ご自身の師が来日される予定になっており、夜には岐阜へ戻らねばならないと思います。
そのような中、わざわざ楠葉まで足をお運びくださいました。

Arindamさんは、インドを発つ前に足の指を骨折されたそうです。
周囲の人たちからは「今回の訪日はあきらめるように」と言われたそうです。
でも、彼は怪我をものともせず来日し、ジミーさんに同行して、演奏活動を続けておられます。
もちろん、前日までの伊豆のライブも参加されていました。

なぜお二人は、そこまでして、演奏活動に情熱を燃やされるのか。

お二人の口から共通して出てきた言葉は、

「約束だから」

でした。

もちろん、ジミーさんは、横萩さんとの約束を守るためでしょう。
Arindamさんは、ジミーさんとの約束を守るためでしょう。
しかしお二人の素晴らしい演奏を聴いた私は、言外に、違う意味の“約束”を感じました。

それは、誤解を恐れずに言うと、

「神様との約束だから」

ということではないかと拝察をするのです。

サントゥールやタブラの演奏を通じて、人に喜びと感動を与え、魂をゆさぶる。
それは、癒しであり、よりよく生きるための手助けと感じます。
お二人は、それが自分の喜びであり、お役目であることを心の深い部分でわかっておられるのではないか。
まことに勝手ながら、私はそのように感じました。

そして、私たちが、ここでこうやって出逢うこと。
それも、“約束”してきたことなのかもしれない―――そんなことを感じました。

ジミーさん、Arindamさん、素晴らしい演奏を本当にありがとうございました。

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