映画『茜色に焼かれる』

一燈を提げて暗夜を行く

【映画『茜色に焼かれる』】
 
今まで、名前すら知らなかった女優、尾野 真千子さん。彼女が、主演した映画『茜色に焼かれる』公開にあたっての舞台挨拶で、感極まり、涙ながらに「命をかけて撮った映画、ぜひ劇場で観てほしい」と訴える姿に、はからずも胸を打たれた。

その真意はわからないが、この映画のテーマやストーリーから推察するに、矛盾や理不尽さだらけの異常な社会に対する憤りや、その中で生きることのやるせなさ、そして必死に生きようとしている人たちへの応援の気持ちなど…主役に魂を込めて演じたゆえの言動ではないだろうか。

日本映画を劇場で観ることはほとんどないし、この一年は映画館へ足を運ぶこともなかったが、久しぶりに「劇場で観たい!」と思った映画である。以下、映画の公式サイトから引用する。また、コメント欄に予告編の映像リンクも貼り付けておく。
 
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この世界には、誰のためにあるのかわからないルールと、悪い冗談みたいなことばかりがあふれている。そんな、まさに弱者ほど生きにくいこの時代に翻弄されている、一組の母子がいた。哀しみと怒りを心に秘めながらも、わが子への溢れんばかりの愛を抱えて気丈に振る舞う母。その母を気遣って日々の屈辱を耐え過ごす中学生の息子。もがきながらも懸命に生きようとする勇気と美しさに、きっと誰もが心を揺さぶられ、涙する。いよいよ社会のゆがみが浮き彫りになっている現代日本。そこで生きていくことは決して楽じゃない。でも、生きるに値する未来は必ずやってくる。茜色の希望をたなびかせて、厳しくも澄みきった人間賛歌がここに誕生した!

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