【資本主義と医学はしっかり手を結ぶ】
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整体塾の受講生が「読んでみてください」と持参してくれた、本年5月22日付け大阪日日新聞に掲載されたコラム。タイトルは“「正常」が狭められていく〜障害が増え続ける不気味さ”、筆者は磯野 真穂さんという人類学者である。とても的を得たコラムであり、終始深く頷きながら読んだ。よかったら、添付写真を拡大してコラムを読んでみて欲しい(赤線は、西田が付記した)。
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私が整体の仕事上、向き合うことが多い「起立性調節障害」という、思春期の青少年に多い疾患名もその一つである。その発症機序はいかなるものか。なぜ近年において増加してきたのか。どうすれば解決できるのか。いかに明確に説明をしても、たかが整体師の言うことに耳を傾ける人は稀少であり、大半の親子は医療的措置に依存し続ける。
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さて「医は仁術」として存在したのは、はるか遠い昔のことである。現代社会においては、ごくわずかの例外を除いて「医は算術」となっている。医学は資本主義経済を回す、軍事産業と並ぶ主要エンジンであり、日本における市場規模は年間40兆円を超え続けている。また、ここ2年の世界を揺るがした騒動は、「医は算術」であることを私たちに如実に示してくれたと思う。
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にも関わらず、日本においては、多くの人がそのことに気付くことなく、医師や医療機関を信奉し続けている。そのためか、おびただしい数の人たちが「医は仁術」と信じてこの道を志し、飲み込まれていく。飲み込まれたら最後、「医療従事者」や「医療関係者」という社会的地位と比較的高い収入源を捨てることができず、その立場にしがみつく。
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ただし資本主義としっかり手を結んでいるのは「医学」だけではない。資本主義は、全てを飲み込んで、手がつけられない巨大な怪物となって自然を破壊し、人々を愚劣化させ、文明の終焉と人類の絶滅に向けて暴挙の限りを尽くしているように見える。「問題はそれをつくり出したときの意識レベルでは解決できない」とはアルバート・アインシュタインの箴言であるが、その意図と重みを噛みしめるべき時であると思う。
資本主義と医学はしっかり手を結ぶ
一燈を提げて暗夜を行く
