人が生きるとは?

袖振り合うも多生の縁

【人が生きるとはどういうことか】
 
武術研究家である、甲野善紀先生。私がこの道(整体)へ入る大きなきっかけを作ってくださった先生である(ただし、実際にお会いしたことはなく、著書をむさぼり読み、DVD等で先生の動きを研究したのみであるが)。
 
先生が、息子さんと対談をされた内容を書き起こした文章の一部にいたく共感をしたので、ご紹介したい。まったく先生のおっしゃる通りであり、現状のコロナウィルス騒動はこの問題が非常にわかりやすく現れていると感じる。
 
人が生きるとはどういうことか ———— 正解はない。大切なのは、それを真剣に問い続け、自分なりの信念を育てることではないかと私も思う。そんな人がほとんどいないから、町中、マスクの人だらけになるのだと思う。
 
以下、「甲野善紀と甲野陽紀の不思議なほど日常生活が楽になる身体の使い方」p.8より引用。
 
〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜
 
今の時代に起きているいろんな問題の原点にあることは、「人が生きるとはどういうことか」という問いに本気で向き合って、そこに自分なりの答えを探求している人が本当に少なくなってしまった、と言うことでしょう。
 
自分なりに考え抜いた「こうあるべき」という信念があれば、たとえば子どもが学校でいじめにあって、学校に行きたくない、と言ってきたとしても、「キミはキミの人生を生きればいいんだ、学校に行きたくなければ行かなくていい」ということを、ハッキリと言えるはずだけれども、そういうことを本当に自信を持って言える親が今はすごく少ない。
 
<中略>
 
だから、結論は出なくてもいいから、人が生きるとはどういうことか、と言うことを、絶えず真剣に考えることが人としていちばん大切なことだよ、と。この辺のことが少しでも伝わってくれればいいかな、とは思ってきたんだろうね。

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