【鍛錬】
「鍛錬(たんれん)」という言葉がある。史上最強の剣豪と言われた宮本武蔵は「千日の稽古をもって鍛となし、万日の稽古をもって錬となす」という言葉を自ら執筆した兵法書『五輪書』の中に遺しているそうだが、整体にも大いに通じると考えている。
千日とは約三年、万日とは約三十年。つまり三年、真剣に稽古に打ち込めば、人並みに出来るようになるが、名人や達人と呼ばれて恥ずかしくないレベルに到達するには、三十年は稽古に打ち込むことが必要。そういう意味だと捉えている。
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私が主宰する整体塾では、研修生(=プロを目指す受講生)たちに「起業するまでに最低1,000回のセッションを経験すること」を課している。これは私自身の経験、そして12年間整体塾を運営し、100名近い修了生を送り出した経験に基づく鉄則のようなものである。
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現在の仕事やアルバイトを続けながら整体塾に通う研修生が大半なので、1,000回に到達するためには、2〜3年は要するようだ。回数であれ、年数であれ、そのくらいに達して初めて、整体で生活の糧を稼げる実感がつかめるようになる。
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翻って、私はこの仕事に就いてやっと15年。道半ばの未熟者だが、逆に申せば、まだまだ成長していける愉しみがあるということである。日々、この仕事に就けたことに心からの感謝と歓喜で心を満たしつつ、よりいっそうの精進を誓う次第である。
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《追記》
写真の右端に写っている連れ合いが手にしているのは、サブカメラである。彼女の視線があらぬ方へ向いているのは、大型モニターで映像の具合を確認しているためと思われる。全ての講座はオンラインで学べるよう、2台のカメラで撮影をしている。

