【原点】
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このウォールでも何度かお伝えしたことがあるが、私はサラリーマン時代、整体には全く興味も関心もなかった。整体は、医師の真似事をして女性の体に触れるいかがわしい仕事とすら思っていたくらいで、整体師になるなど、微塵も考えたことはなかった。
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そんな私がなぜ47歳の時に、24年間勤務した会社を辞め、定収入を断つ大きなリスクを冒し、周囲に猛反対されながら、整体を生業にしようと思ったのか。そのきっかけを作ってくださったのが、添付リンク先のインタビュー映像に登場する甲野善紀先生なのである。
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40歳前後の頃、10年近くに渡り、私はうつ状態に陥っていた(心療内科で中程度のうつ病と診断された)。サラリーマンとして生きることに心底絶望し、このまま暮らすならいっそのこと死んでしまいたいとすら思い詰めていた。そんな私が死なずに済んだのは、武術稽古のおかげなのである。
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多い時は、週に3〜4回、稽古に通っていた。その当時、甲野先生の本を貪るように読み、映像を観ては身震いするほどの感銘を受けた。先生は日本の身心文化の奥深さを体現されており、そして人間が心身ともに健康で幸せに生きるための極意が武術にあると直感させてくれたのである。
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しかし、武術を生業にするのは、生半可にかじっているに過ぎない私には到底不可能だと思った。そんな時に出会ったのが、いま実践提唱している整体の元になった技術である。この技術に武術に通じる“何か”を直感し、限りない可能性と希望を見つけたゆえ、私は生き方を大きく変える決断をした。
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この映像の中で甲野先生が語っておられる内容は、当時の気持ちを思い出させてくれる。少子超高齢化が加速する一方の日本人が社会を維持し、生き残るためには、加齢に関係なく、医療や介護の世話になることなく、心身ともに健康に過ごす以外にない。
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むしろ年齢を重ねれば重ねるほど、健康かつ幸せに、豊かになっていく。その大きなヒントやノウハウは、日本の武術にあると確信をしている。ここ数年間、自分の体調不良やコロナ禍の影響により、武術稽古から遠ざかっていたが、この秋から再開しようと考えている。
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※この映像をご紹介くださったのは、整体教室の生徒さんであり、料理を通じて日本の文化の奥深さを探究されている山口人代さんである。人代さん、たいへんありがとうございました^_^
原点
整体即人生、人生即整体
