「戦わない」
とても楽しい写真が撮れました。
この写真に関連して、少し思うところがありますので、述べてみたいと思います。
私が主宰する整体法講座は、概して、穏やかで誠実な人が入門して参ります。
穏やかと言っても、ただ大人しいのではない。
意見や言いたいことがあれば、心と言葉を尽くし、真正面から堂々と言う。
それは、誠実さの顕れであると思います。
同期入門した写真の3名は、まさにそんな人たちです。
私は彼らの勇気ある言動から、たくさんのことを学ばせていただきました。
そのおかげで、自分自身や講座のあり方を見直すことができました。
彼らには、心より感謝するばかりです。
さて、よく考えてみると、門下生だけではない。
整体院のお客様も、お付き合いする人たちも、穏やかで誠実な人が増えていることに気付きました。
そうでない人は、自然に離れて行く。
そのように感じています。
本当にありがたいことであると思います。
– 穏やかで、誠実であること
– 合わないと思ったら、離れること
いずれも、戦わないための智恵だと私は思います。
戦争という人類最悪の愚行。
それは、どこかの某国が起こすのではない。
一人ひとりの心が起こすもの。
私は、そのように考えております。
一人ひとりが穏やかで、誠実であれば、戦争など起こりようがない。
違う意見や価値観も、心と言葉を尽くせば、理解し合い、認め合うことができると思います。
しかし、どうしても違いが埋められない場合もあります。
その時は、速やかに離れればよい。
人間、生きている以上、感情を捨て去ることはできません。
時には、憎しみ、妬み、恨み、苛立ち、怒りなどの感情が湧き立つこともあります。
その結果、徒党を組み、特定の誰かを批判したり、噂話に興じることもある。
私とて、同じです。
しかし、それに飲み込まれてはいけないと思います。
小さな火だねが、対立を生み、やがて大きな争い、戦いに発展しかねないからです。
考えてみれば、健康も同じではないでしょうか。
痛みや病気を悪とみなし、やっつける、戦う。
それが、現代人の思想であり、実際にやっていることだと思います。
しかし、それではいけない。
痛みや病気と戦ってはいけないのです。
穏やかに、誠実に、痛みや病気に向き合い、接すること。
それが、とても大切だと感じます。
なぜなら、痛みや病気の大半は、自分自身が創造しているものだからです。
「戦わない」
そこには、強い意志と覚悟、断固たる実践が必要だと思います。
しかし、これはもともと日本人の遺伝子に組み込まれた素養だと思います。
一人ひとりがそれを思いだし、取り戻すこと。
現代の日本に、最も必要とされていることではないでしょうか。
そしてこれは、私が、整体の仕事を通じて最も伝えたいことのひとつでもあります。
日々、毎瞬、精進して参りたいと思います。

