【武術稽古雑感】
週に二回の大東流合氣柔術の稽古。
武術稽古は、かつては趣味であったが、今は手技の質を上げる大切な鍛錬でもある。
触れた瞬間に相手を捉え、制する。
そこでは、コンマ2秒以下の神経反射を超える動きが求められる。
使うのは掌であっても、全身全霊が総動員される。
稽古も施術も、真剣に臨んでこそ、真の感覚が養われる。
武術は殺法であり、整体は活法である。
プロならば、活殺自在の境地を目指すべきであろう。
また、武術も整体も、芸術である。
己の身ひとつ、掌ひとつを使った芸術である。
さらに、私たちの祖先は、鍛え抜き、磨き上げた感覚と技の先に、「戦わない」という思想を練り上げた。
私たち日本人は、何としてもこの思想を守らねばならないと思う。
そして願わくは、この思想をもって、世界をまとめ上げる役割を担うべきと思う。
目指すべき境地は、遥かに遠い。
一生かかっても、たどりつけないかも知れない。
しかし、道を歩む自体が幸せなのである。

