おはようございます。
「師を探すのに三年かけろ」
武術の世界では、よくそのように申します。
私は、居合術の師を探すのに、十年くらいかかりました。
ただ、血眼になって探したわけではないので、そのくらいかかったのでしょう。
しかし、おかげで、心から尊敬できる師に出逢うことができました。
本当にありがたいことです。
これは、昨夜の稽古の写真です。
刀も持たず、ただ手首を抑え込んでいるだけ・・・
ほとんどの方は、「え?これが居合の稽古?」と意外に思われるでしょう。
でも、とても重要な稽古なのです。
これは、刀の鞘(さや)に手をかける動作の修練です。
そんな小さな動作にも理合いがあり、それを疎かにすると隙になります。
受け(手首を握っている者)は、思い切り体重を載せています。
さらに後ろから一人が、受けの腰を支えます。
なので、わずかでも動きに狂いが生じると、握られた手首を跳ね返せません。
ということは、鞘に手が届かないということです。
しかし、師である町井先生は、あっさりと跳ね返してしまいます。
このような動きの積み重ねで、ひとつの形が出来上がります。
町井先生の形を間近で拝見していると、惚れ惚れするほど美しく、それでいて強烈な迫力があります。
表情は穏やかで、動きはゆっくりなのに「これは斬られる」と身震いします。
すべて、自然の理にかなった動きだからでしょう。
師を探すのに三年かけろ。
そして、学ぶなら、本物を学ぶべき。
そう強く思います。
私も人さまを導く立場。
本物であれるよう、日々精進して参りたいものです。
★古流居合術に興味がおありの方は、ぜひ修心館のサイトをご覧ください。
http://www.shushinryu.com/

