【次なる時代を目指して】
ㅤ
イギリス人であるジェームズ・アレンの著作「原因と結果の法則」(原題:AS A MAN THINKETH)。自己啓発書の原点とも言われる、この世界的ベストセラー本に、次のような一節がある。ここに、次なる時代を目指すために私たちがあるべき姿が描かれていると思う。
ㅤ
この本が書かれたのは、100年以上も前。その頃から、社会の構造を見極め、人々に啓蒙しようとしたジェームズ・アレンの慧眼に改めて驚くと共に、本当に大切なことは変わらないのだと実感する。この“あり方”を、この困難な時代を生き抜く指針にしたいと思う。
ㅤ
そう、すべてから自由であろう。
ㅤ
〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜
ㅤ
これまで人々は次のように考え、言い続けてきました。「多くの人たちが奴隷のように生きなければならないのは、抑圧者がいるからだ。悪いのは抑圧者だ」
ㅤ
しかし、今、このような考えの真反対の見解から、次のように言う人が増えてきました。「一人の抑圧者が現れるのは、多くの奴隷的な人々がいるからだ。軽蔑に値するのは奴隷に甘んじている人間なのだ」
ㅤ
実のところ、搾取する人たちと搾取される人たちは、気がついてはいないのですが、互いに協力しあっているのです。彼らは互いに相手を苦しめ、非難していますが、実際には両者とも自分自身を苦しめているのです。
ㅤ
深く理解している人には、抑圧者の間違った力の使い方と被抑圧者の弱さが一つの協力関係を創り出しているのが見えます。
ㅤ
深い愛の持ち主は双方の苦しみを見て、そのどちらも責めはしません。
ㅤ
完全な慈愛の目をもつ人は、抑圧者も被抑圧者も温かく抱きしめます。
ㅤ
自分の弱さを克服し、利己的な思いを全て放棄したものは抑圧者にも、被抑圧者にも属しません。彼は自由です。
ㅤ
私たちは自分の心を高めることによってのみ、上昇し、克服し、成功することができます。そしてその努力を怠ることによってのみ弱さ、卑屈、苦悩の中に留まり続けるのです。
次なる時代を目指して
一燈を提げて暗夜を行く
