木内 鶴彦さん。
その存在を知ったのは、理論物理学者である保江 邦夫先生の著書だ。
三度の臨死体験をした彗星捜索家として、有名な方である。
木内さんの場合、臨死体験というより死亡体験である。
非常に珍しい体験であり、世界的にもほとんど例がないそうだ。
死亡すると、肉体を脱ぎ、意識体として5次元の存在となり、時間と空間を超越する。
瞬時に、過去と未来、そして全宇宙、何処へでも行けるそうだ。
木内さんは、過去と未来、両方をリアルにご覧になったそうだ。
驚くべきは、それが空想や脳の錯覚ではなく、事実だという数々の証拠があることだ。
注目すべきは、二つの未来をご覧になったことだ。
一つは、廃墟の中に呆然と立ち尽くす老人になった自分。
一つは、子どもたちに天体の話をしながら、幸せな時間を過ごす自分。
その二つが、二重写しの写真のように、リアルに見えたそうだ。
現在の経済発展至上主義社会の延長に、未来はない。
このまま破滅に向かうのか。
それとも、価値観や生き方を変え、平和で幸せな未来を創造するのか。
今、私たちは大きな岐路に立っており、どのような未来を迎えるのか、それは現在の選択と行動にかかっている。
木内さんはそう主張される。
まったく同感である。
たいへん僭越ではあるが、日頃から私が主張することと、合致する。
地球や自然に対する、傲慢と冒涜を反省するために。
人間だけでなく、すべての生命を尊重する世界を取り戻すために。
誰もが安心して、自分らしくあれる社会を実現するために。
私たち一人ひとりが選択し、行動することが必要である。
そのことに気付き、行動する人を一人でも増やし、人類4回目の破滅を避けること。
私も、そのために自分の命を捧げると、改めて強く決意した。
選択し、行動するのは、他の誰でもない。
私自身、あなた自身である。
心ある方は、ぜひ木内さんの著書を読むなり、話に耳を傾けて欲しい。
勇気を持って、行動して欲しい。
そして、同志として手を携え、希望を持って、明るい未来を目指し、歩んで行こうではないか。