20数年前、初めて自分で購入したパソコンは、Macintosh PowerBook 520だった。
どうしてもパソコン通信をしたくて、購入したパソコンだった。
モノクロ画面、RAM12MB、HDD320MBというスペック。
モデムや補助バッテリーなどのオプションを付けたため、支払った金額は40万円を超えていたと記憶している。
電話回線を通じて、画面上に他人が綴った文章が流れた時は、心底感動した。
当時はまだインターネットは一般的ではなかったが、デスクトップから世界中の人と繋がれる事実に、心が踊った。
あれから、約20年。
誰もが手のひらに乗るパソコン(スマートフォン)を所有し、いつでもどこでも世界に繋がるのが常識になった。
それは、自由で希望あふれる社会への鍵であると同時に、本格的な監視社会到来の布石でもある。
約20年ぶりに手にした、革命的に進化したMacBookには、驚くことばかりだ。
それと同等とは言わないが、私自身も20年前とは大きく変化した。
これからの20年、人類はどのように歩みを進めるのか。
よき未来を拓くために、この新しい相棒と共に、ワクワクした気持ちで挑みたいと考えている。