仕事とは「仕える事」。
ただし、組織や特定の誰かに仕えるのではない。
本来は、天に仕える事だ。
天の理とは、命をつなぐこと。
つまり、頂いたこの命を他の命のために使うこと。
そこに無上の喜びを見出すこと。
それが、本当の仕事ではないかと私は思う。
残念ながら現代日本は、本当の仕事をしている大人は僅少だ。
お金のため、生活のため、自分だけのため。
矜持を持たず、恥を知らず、不平不満を口にし、言い訳を並べ、漫然と過ごす大人で溢れている。
その結果として、かつてないほど命を軽んじる社会が出来上がった。
さらに残念なことに、それにさえ気付かない大人も多い。
命のもととなる食を生み出す「種」。
今、その権利が企業の手に渡ろうとしている。
それがいかに危険なことか。
信じ難いのは、生業として農業に従事する人の大半が、この危機を看過することだ。
魂のこもらない仕事、生きる歓びが欠如した仕事。
農業に限らず、日本の大人の大半は、そんな仕事に自分の命を差し出す。
本当の仕事を放棄してしまった、日本の大人たち。
子どもたちが病むのは、そこに大きな一因があると私は感じる。
ただお金だけのため、生活のため、自分だけのために仕事をすること。
そこに、夢も希望も持てないからではないか。
盟友、岡本 よりたかさんは、本当の仕事を見つけ、それに邁進する数少ない大人の男だ。
数々の障壁に道を阻まれながらも、大きな一歩を踏み出した。
種の問題は、命の問題だ。
一人でも多くの人に、彼の声が届くことを切に願う次第である。
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