社会が、ごく少数の者たちにとって都合のよいように、誘導されていく。
その流れは、止められない。
大規模なデモをしようが、大声を張り上げようが、彼らにとっては蚊が刺すほどのものでしかない。
最後の砦は、一人ひとりの生き方だ。
どんなに巨大な組織であっても、働く人がいなくなれば、機能しなくなる。
買う人がいなくなれば、活動を停止するしかない。
盟友、岡本 よりたかさん。
表面的に見れば、彼は本業である農家以外に、自然栽培や家庭菜園の指導をし、遺伝子組み換えのセミナーで講師をしている。
しかし、彼の本質は環境活動家であり、活動の狙いは社会変革だと思う。
私たちは、どのような方向に向けて、誘導をされているのか。
今後、どのような社会になっていくのか。
その渦中において、私たちにできることは何なのか。
一人ひとりが気付き、学び、考え、行動すること。
生き方を変えること。
お金の使い方、働き方を変えること
崖っぷちに向かい、猛スピードで暴走する列車から降りること。
それによってしか、社会は変わらない。
よりたかさんが本当に伝えたいことは、そのことだと思う。
そんなよりたかさんと一緒に、10月末に山梨県で講演をさせていただく。
テーマは、
「自然と寄り添う新しい生き方へ」
である。
農業と整体。
一見まったく別物であるが、私から見たら、同じである。
自然をどう考え、どう向き合い、どう付き合うか。
基盤となる思想を自然から学び、育み、日常生活実践において具現化していく。
その点で、同じなのだ。
これまでに、大阪と東京で、同様の講演会を開催した。
私たちから一方的に発信するのではなく、参加者との対話を大切にし、それぞれに気付きを得ていただく。
そんな場になればと思っている。
現代人は、崖っぷちギリギリにいる。
一人でも多くの人がそのことに気付き、具体的な行動を起こしてくれることを願うばかりである。