先日、あるお客さまからメールをいただきました。
その中の一節を抜粋いたします。
20代から40代にかけて、様々なことで迷ったとき、悩んだときに、神渡良平先生のご著書を読み、安岡先生や、中村天風先生の本を拝読し、深く納得して救われたことが、非常に多くありました。特に安岡先生の『喜神を含む』の内容に感銘を受け、当時の座右の銘にしていました。今回、西田先生にお会いすることができて、私が今まで出会った人で、安岡先生や中村天風先生のおっしゃられていることを、ここまで実生活で生きておられる人にはじめてお会いしました。この出会いに心から感謝しています
非常に嬉しい内容です。
誤解もあるし、過大評価だとは思いますが、謹んで受け取らせていただきました。
たいへんありがとうございました。
さて、お恥ずかしながら、「喜神を含む」という言葉を初めて知りました。
少し調べますと、喜神を含むとは、
「どんなにつらくても、悲しくても、心にいつも喜びの気持ちを含んでことにあたること」
です。
私は、決して出来た人間ではありません。
感情に流されて、落ち込んだり、激昂したりもします。
怠け者だし、つい欲に負けてしまう弱い人間です。
できていないこともたくさんあります。
しかし、10年前、整体修行の道に入って以来、常に胸に抱き続けて来た言葉があります。
それは、
「喜べば、喜びごとが喜んで、喜び集めて、喜びに来る」
亡き整体の師匠の、最も大きな教えです。
どんな時も喜びなさい、嬉しいな、楽しいなと言って生きなさい。
そう教えられました。
師匠は、自分の師匠から、そして師匠の師匠も自分の師匠から伝えられた教えだそうです。
喜神を含む、とほぼ同義だと思います。
整体で起業すること。
そこには、嬉しいこと、楽しいこともたくさんありますが、この10年は、どちらかと言うと、苦しいこと、辛いこと、悔しいこと、悲しいことの方が多かったように思います。
時に、前へ進めないほど、挫折や絶望をすることもありました。
でも、どんな時も、今生きていることの幸せ、感謝の気持ちを忘れず、喜んで生きる。
そうやって、幾多の苦難や障壁を乗り越えて参りました。
整体とは、「命を深く学ぶ道」だと考えています。
そして、「生き方を磨く道」であり、「命を最高に輝かせる道」です。
一人でも多くの人に、この道を歩むことの素晴らしさをお伝えしたい。
そういう気持ちで、整体塾を主宰しています。