以下、今朝、あるFacebookグループで投稿した自己紹介文です。なぜ私が47歳で脱サラして起業をしたのか。なぜ整体を広めようとしているのか。それが表現されているので、こちらにも転載することにいたしました。長いですが、お読みいただければ幸いです。
私は、現在59歳です。今年、還暦を迎えます。12年前に、24年間勤務した大手企業を辞し、前時代的な「整体」という仕事で起業をしました。未経験の仕事、未知の業界、しかもいきなりの独立開業という無謀な挑戦でした。
当時、47歳。結婚して、息子が二人いました(当時は、高一と中二)。多額の住宅ローンも抱えていました。ゆえに、周囲の誰もが猛反対するか、気が狂ったと嘲笑しました。なのに、私は耳を貸さず、断行しました。それは、なぜか。大きく、二つあります
一つめは、大量生産、大量消費を前提とする大企業の一員として働くことに、耐えきれない嫌悪感と罪悪感を感じるようになったからです。30代半ばからサラリーマンとして働くことに違和感を感じ始め、かといって会社を辞めることもできず、ついにはうつになりました。
二つめは、合氣道稽古を通じ、日本人が伝統的に培い、守ってきた精神性や身体能力の高さを実感しました。しかし、私たちの日常生活を振り返ると、それが絶望的に根絶やしになりつつあることに気付き、それらを守りたいと思うようになったからです。
以下、合氣道開祖である植芝盛平先生の言葉です(開祖は合氣道を世界和合の道としましたが、その精神性が表現されています)が、私が整体の仕事を通じて伝えたいこととぴったり符合いたします。
合氣とは愛なり。天地の心を以って我が心とし、万有愛護の大精神を以って自己の使命を完遂することこそ武の道であらねばならぬ。合氣とは自己に打ち克ち敵をして戦う心無からしむ、否、敵そのものを無くする絶対的自己完成の道なり、而して武技は天の理法を体に移し霊肉一体の至上境に至るの業であり、道程である。
そして、合氣道稽古の延長線上に、心の平安と命の調和を目指す整体法に出会い、この思想と実践を広めることに残る自分の人生をかけようと決意し、起業するに至った次第です。
以来、整体の仕事を通じて、1)病院へ通っているけど治らない、2)いくら検査しても原因がわからない、3)相談するところがない。そんな辛い痛みや不快な症状で悩み、苦しむ大勢の人たちと向き合って参りました。
それを通じて、日本人の大半が盲信している医療の実態を知るようになりました。また、医療のことを調べるうちに、この世界の政治や経済がどう動いているのか、そして私たちの99%が経済奴隷であることを知りました。
今、強く思うこと。それは、いかに支配者や権力者の力が強大であっても、「働き手」がいなくなれば、彼らはその力を発揮しようがなくなるということです。
かつての私がそうであったように、いま従事している仕事に「これは本当に人や社会の役に立っているのだろうか」とか「自分は支配者や権力者の駒になっているのではないか」と違和感や疑問を感じる人は多いはずです。
ならば、勇気を持って、その仕事から離れること。そして自分が大好きなこと、心から信じる道、未来や希望につながる仕事を選択すること。それが、一人ひとりに求められていると強く感じます。
私が心から尊敬する武術家である宇城憲治先生(どのような方かは、ネットで検索してみてくださ)が、昔から一貫しておっしゃっていることがあります。それは「一人革命」ということです。以下、先生のお言葉を引用します。
何か事を成そうとする時、とくにそれが他人や組織への問題提起であるような場合、大なり小なり衝突が生じてしまう。賛成・反対の対立も含め、衝突という構図は往々にして時間を止め、かかわるすべての人の進歩成長を止めてしまう。だからこそ、まずは自分自身が変わるという実践が大切なのである。ぶれない自分をつくり、自らの人間力を高め、寛容の心と愛をもって行動する。その一人革命の実践こそが、ひいては周りの絆を強め、人間力の復活への希望となる。
また、私は「ハチドリのひとしずく」という寓話が大好きです。その概要は、添付画像に記された通りであり、大切なのは、一人ひとりが自分にできることを一所懸命にやることだと思います。
「自分にできることなど知れている」———— それこそが、最大の洗脳ではないでしょうか。一人ひとりが自分の宿命に気付き、本来備える霊性を覚醒させ、可能性と能力を最大限に発揮することこそが、この社会を大きく変える力になっていくと確信をしています。
最後に、マハトマ・ガンジーが遺したとされる次の言葉をご紹介します。私自身、折れそう、負けそう、めげそうになった時は、この言葉を思い出し、前へ進むようにしています。
あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。それをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである。
最後までお読みいただいた方へ。もし、何かお感じになることがありましたら、それはご縁だと思いますので、コメントやメッセージ、友だちリクエスト等をいただけると、とても嬉しく思います。
ありがとうございました。