心に愛を育む

一燈を提げて暗夜を行く

【心に愛を育む】
 
昨日、某医師の発言について述べた記事が、ネット上で散見された。
 
いろんな価値観、立場、意見があると思う。しかし、何をするにせよ、何を述べるにせよ、忘れてならないのは「愛」だと私は思う。
 
愛とは、私は「尊重と信頼」だと思う。
 
心に愛があれば、相手がどんなに愚かだろうが、乱暴な言葉使いはしないだろう。心に愛があれば、会って話をしたこともない人物をネット上で批判したりはしないだろう。心に愛があれば、徒に騒ぎを煽るようなこともしないだろう。
 
「合氣とは愛なり」
 
そう喝破したのは、合氣道開祖の植芝盛平先生と伝えられている。
 
私が稽古しているのは大東流合氣柔術ではあるが、その術理の根幹は、やはり愛だと思う。相手を尊重し、信頼しきる。その先に、真の術理が見えてくるのではないかと、私は稽古を重ねる中で感じている。
 
(※植芝盛平先生は、さまざまな武術を修めたが、大東流合氣柔術中興の祖と言われる武田惣角先生より大東流を伝授され、その影響を色濃く受けていると伝えられている)
 
いずれにせよ、日本の伝統武術の根幹には、愛があると私は思う。いや、武術に限らず、日本の伝統的な文化や芸能や気質の根底には、必ず愛があると思う。
 
しかし、残念なことに、私たち現代日本を生きる者たちは、愛を忘れてしまった。殺伐としたこの社会の様相は、その顕現であろう。
 
この時代に、私たちがまずしなければならない、もっとも大切なこと。
 
それは、誰かを批判することではない。危機感を煽ることでもない。味方を募って徒党を組むことでもない。巧拙を競うことでもない。もちろん、量や効率を追い求めることでもない。
 
もっとも大切なのは、心に愛を育てることではないか。
 
愛は、神意ともいう。少なくとも私は、生涯をかけて自分の心に愛を育てるために、整体の施術を生業とし、武術の稽古に励み、生活実践を重ねていこうと考えている。

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