【合気眞髄】
合気とは、愛魂(あいき)であり、舞祈(まいき)であり、さらには神人合一という秘法である。
それが、この著書における結論である。
著者は、保江邦夫先生。
本業は、理論物理学者である。
前述の結論に至る経緯として、さまざまなことが綴られている。
長年にわたる合気道や大東流合気柔術の稽古。
猛者と呼ばれる格闘家たちとの対決。
古神道の修行。
古書を入手してお調べになったことや、仮説として考えられたこと。
その他、数々の数奇な経験と出逢い…
さまざまなものや人との接点や共通点が述べられているが、その多様さに驚く。
カトリックに伝わるキリストの活人術、マザーテレサ、ヘレンケラー、踊りと舞、祝詞や聖歌、ロシア武術システマの創始者ミカエル・リャブコ、合気道創始者の植芝盛平。
すべてに通じる眞髄がある。
少しだけだが、近代整体の父、野口晴哉先生の記述もある。
合気は、間違いなく整体の極意である。
また、合気の概念は、袋小路にいる私たち現代人の生き方を示唆する指針でもあると思う。
日々の研鑽のために、そして今後の指針を得るために大いに役立った本書。
その成果の一部を、明日の講座で伝えたいと思う。

