昨日から、本年の整体院の営業を開始した。
無事、新年を迎えられたこと、みなさまに心から感謝する次第である。
さて、昨日は初めてのお客さまが一組、ご家族でお見えになった。
娘さんの体調不良ついてのご相談であった。
このご家族は、普段は外国で暮らしておられる。
現在、一時帰国中とのことだ。
その際、私の整体院の前を通りがかり、相談を思いついたとのこと。
まだ10代の娘さんは、プロのバレエダンサーを目指しておられるそうだ。
日々、厳しいレッスンやトレーニングに明け暮れておられる。
そのせいもあってか、最近、さまざまな体調不良を感じ、今回、相談に来られた。
具体的には、手足のむくみ、冷え、肩の痛み、慢性疲労などである。
娘に、大好きなことを思い切りやらせてやりたい。
そのために、できる限りのことをしてやりたい、応援をしたい。
このご両親は、自分たちのエゴで、娘にバレエの練習をさせていているのではない。
あくまでも、娘さんを尊重しておられると、私は感じた。
ご両親の温かくも真剣な思いが、発言や態度から、ひしひしと伝わってきたからだ。
そんなご両親の愛情をたくさん受けて育ってこられた娘さんは、とてものびのびされていた。
しっかりと、自己肯定ができているのであろうと想像した。
だからだろうか、年齢の割に、とてもしっかりされているという印象を受けた。
私の話も、きちんと「自分事」として真剣に聴いておられた。
日本の同年齢の子どもたちは、自分の不調なのにどこか他人事のような様子であることが多いが、彼女の場合、まったく違っていた。
いずれにしても、このご家族と、とても気持ちのよい時間を過ごさせていただいた。
その結果、改めて考えさされたことがある。
いま、日本には、原因不明の不調を訴える子どもが激増している。
私の整体院にも相談が多いが、やはり自己肯定ができているお子さんは、改善が早い。
逆に、特に心の問題が絡む不調は、なかなか改善が見られず、長引くことが多い。
従来から、そのような場合、親に大きな原因があると見ていた。
今回、このご家族とたいへん気持ちのよいセッションをさせていただいて、その確信をした。
子どもの不調を改善させたいなら、まず親自身が、自分に向き合うことが必要だ。
親の生き方、あり方が、子どもへの関わり方と直結する。
そして、それが子どもの健康に、大きな影響をしているのは、間違いない。
なかなか伝えにくいことだが、子どもたちを守るためには避けて通れない問題だ。
さまざまな伝え方を考え、行動していきたい。