21世紀の民家

社会について

日本の自然、風土、精神性。
本来、それに合った暮らし方、社会のあり方があった。

現代社会は、そこから大きく外れてしまった。
利益最大化、経済効率最優先の企業ばかりが隆盛し、日本古来の自然、風土、精神性はズタズタにされてしまった。
それに伴い、人々の暮らしは荒廃し、社会は狂ってしまった。
にも関わらず、多くの人は表層の豊かさや目先の快楽に心を奪われ、実相や本質を見ようともしない。

そのような中、目の覚めるような仕事ぶりを目の当たりにした。
一昨日、奈良県吉野に建つ、ある新築住宅へお邪魔した。
この住宅は、私が尊敬する社長さんが経営されている工務店さんが、昨年、手がけられたものだ。

本当に素晴らしい家だった。
本物の自然素材をふんだんに使い、気候風土や家族の暮らしを考え抜いた設計と建築。
まさに、この社長さんが提唱される「21世紀の民家」だった。

木は、日本の暮らし、文化を支えてきた、とても大切な存在だ。
しかし、林業、原木売買、製材、建築等、木に関わる産業が、危機を迎えているという。
詳しくはわからないが、経済効率最優先のあおりを受けているのだろう。

それでも、この社長さんは「自分にできることをする」と断言する。
良心に背かず、信念を貫き、社会の未来を考え、人を大切にし、高品質の住宅を提供し続けておられる。
その想いと志と行動に、大きな感銘を受ける。
一昨日お邪魔した、吉野という地に建つこの住宅は、大きな一里塚とも言えるものではないかと思う。

私たちのご先祖様が、長い年月をかけて育て、守って来たもの。
現代において、そこに光をあて、未来へとつないでいくのは、非常に厳しく、困難な道であると思う。
それでも、その道を行くしか、未来に希望はないと思う。

圧倒的な存在感をもって迫る、21世紀の民家。
それに触れ、私も、日本の文化や精神性を未来へつないでいく端くれの者として、自分にできることを精一杯やっていこうという決意を新たにした。
ありがとうございました。

以下、この工務店の社長さんのFacebook投稿を引用させていただく。

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掌ひとつの革命
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