昨日、ご紹介した本「真実」の中に頻出する言葉です。
生命の営みを幸せの大河と表現し、その方向性として次のようなことをあげられています。
「より一層自然な方向」
「より一層調和のとれた美しい方向」
「より一層幸せで喜び多い方向」
「より一層矛盾のない完全な方向」
「より一層豊かですばらしい方向」
人間のすべての営みは、この流れや方向性に乗ってこそ、本来のあり方となります。
また、この流れに乗るよう努力することが、尊いと思います。
考えてみれば、これは日本の伝統的な考え方や生き方そのものではないかと思います。
潤い、情緒、思いやり、やさしさにあふれた生き方です。
残念なことに、戦後、それが根絶やしにされ、唯物主義、利己主義、拝金主義、享楽主義が横行し、殺伐として、乾いた社会になりつつあります。
今なお、それを助長する動きが加速しています。
その一方で、日本の良さを見直す、取り戻す勢力も、隆盛しつつあると思います。
私は、このFacebookで、それを実践する多くの方たちとご縁をいただきました。
そんなみなさんとゆるやかにつながりながら、自らが幸せの大河に身をまかせて生き、一人でも多くの方をそこに誘う、そんな毎日を過ごしたいと思います。
<今日の写真>
京都の青蓮院門跡にある、楠の大木です。
樹齢数百年の圧倒的な存在感に、思わず立ちつくします。
幸せの大河に身を任せて生きよ。
私は、そう言われているような気がいたしました。