一瞬で痛みがとれる。
重度の腰痛が、ほんの数分で改善する。
頭痛が嘘のように消滅する。
いずれも、整体の現場では、珍しいことではない。
日常茶飯事にあることだ。
技術がすごいのか。
私がすごいのか。
残念ながら、いずれでもない。
ただ、自然の理に則った。
それだけの話である。
すごいのは、人間の身体である。
いのちの営みである。
超人技や神技。
芸能や武術の世界において、確かにそれは存在する。
療術の世界にもある。
誰にも出来ることではない。
しかし、矛盾するようだが、誰もが到達出来ることでもある。
神技に至る道。
それは、自然の理を徹底追及することではないかと思う。
必要なのは、実践行動の積み重ねである。
基盤にあるのは、謙虚さと、あくなき探究心である。
技は、教えてもらうものではない。
盗むものでもない。
自分で育んでいくものである。