自由を

社会について

昨年末、整体塾門下生の一人が教えてくれたこの動画。

インド独立の父と呼ばれるマハトマ・ガンジーと、その影響を大いに受け、アメリカの黒人差別に立ち向かったルーサー・キング牧師を特集したテレビ番組だ。

ギリギリ、大晦日に観た。
命をかけて、命の尊厳を守ろうとした二人の偉大な指導者。
二人が求めたのは、真の自由だ。

とった手段は、非暴力・不服従。
お恥ずかしながら、やっとその真意と重要性を理解した。
そして、自分の道が明らかになった。

さて、みなさんは、現代日本の社会をどうご覧になるか。

一見、ガンジーやキングの時代のような、あからさまな差別や支配は存在しない。
表面的には自由で、豊かで、平和だ。

しかし、考えてみて欲しい。

豊かなはずの日本に、なぜ自殺者が年間3万人(実際は10万人以上)もいるのか。
心身を病むほど、働き詰める人が蔓延しているのはどうしてか。
いくら働いても、豊かさや幸せを感じることができない人が多いのはなぜか。
下流老人や高齢者貧困などという言葉に違和感を感じないか。
なぜ反対する人が大勢いるのに、原発は再稼働されるのであろうか。

15〜34歳の若年層の死因第1位は自殺だとご存知か。
若者や子どもたちの多くが、自分に価値を感じられず、将来に夢や希望を持てないのはなぜか。
発達障害や自閉症と呼ばれる子どもが激増している原因を考えたことがあるか。
教育の、隠された真の目的を理解しているか。
海外では危険とされる薬物が、日本では子どもにまで平気で処方されるのはなぜか。

私たちは、強烈かつ巧みに洗脳され、束縛され、搾取されている。
見た目は違うが、都合の良いように支配されているという点では、ガンジー時代のインドと変わらないと私は感じる。
大半の日本人は、自覚なく、不自由な人生を甘受している。

今、この瞬間に最高の幸せを感じられるか、どうか。
今、生きていることに、この上ない感謝の気持ちを持てるか、どうか。
今、死んでも後悔しないと覚悟をしているか、どうか。

自由か、不自由かは、それで判断できる。

もし不自由を感じるなら、ただ知って欲しい。
あなたの奥深くに、しかし必ず手の届くところに、真の自由があることを。

一人ひとりが、勇気を持って、真の自由を手にすること。
そこにこそ、社会を大きく変革する道があると、私は信じている。

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