年齢を重ねれば重ねるほど弱り、惚け、惨めになっていく。
現代の日本には、そんな人が多くないか。
年齢を重ねれば、確かに疲弊し、衰える。
しかし、一方で、磨かれ、輝きや深みを増すことも多々あるのではないか。
それが、他の動物とは違う、人として本来のあり方ではないか。
いにしえの日本の武術家、芸術家、職人たち。
彼らは、年齢を重ねるほどに強くなり、美しくなり、巧みになっていった。
日本には、そんな伝統文化が存在するのだ。
本来、年齢を重ねることは、豊かなことだ。
素晴らしいことだ。
しかし、現代の日本人は、そのことをすっかり忘れてしまっている。
いや、意図的に洗脳されているのだ。
年齢を重ねると、弱る、惚ける、惨めになる。
そう思い込ませた方が、コントロールと搾取がしやすいのだ。
支配者にとって、都合がいいのだ。
年齢を重ねること。
それは、
たくさんの経験を積むこと。
様々な感情を味わうこと。
気付き、学びを重ねること。
その量が多ければ多いほど、豊かになる。
人として、よりよく生きるための鍵は、その気付きにあるのではないか。
年齢を重ねるごとに、豊かになっていく。
お金では計れない、生きることそのものの価値を示す。
命の尊厳を守って生きる。
そうやって、自らの生き様によって、若者や子どもたちに希望を与えること。
それが、現代を生きる大人の責任だと私は思う。
私たちは、確実に歳をとる。
何よりも、日本は、世界でも例のない超高齢社会である。
定年。余生。老後。
このような言葉に甘んじてはならない。
横並びになど断じてなるまい。
いかに生きるのか。
どう歳を重ねていくのか。
一人ひとりがそれを真剣に考え、実践すること。
それが、とても大切だと思う。
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本日、58回目の誕生日を迎えました。
この日を迎えられたことに、心からの喜びを感じ、深く感謝をいたします。
特に10年前、脱サラし、起業してからは、本当にたくさんの人に助けられ、支えられて、生き延びて参りました。
ご縁をいただいた皆さま、本当にありがとうございました。
さて、幸いにも私は、整体という生涯をかけて歩む道を見つけました。
整体は、人間という生命体の持つ無限の可能性を追究する、素晴らしい芸術の一つと考えています。
整体の仕事に全身全霊を傾けて、自分を磨き、高め、人さまと社会にお尽くしすること。
そこに、無上の喜びを感じております。
明珠在掌。
転迷開悟。
安心立命。
年齢を重ねれば重ねるほど、豊かになる。
今、ここが最高最善。
日々、そのような生き方を、実践して参りたいと思います。
これからも、何とぞよろしくお願い申し上げます。