宇城憲治先生「京都実践講演会」に参加しました

ご縁のあった人たち

先日、参加させていただいた、宇城憲治先生の「京都実践講演会」がブログ記事として紹介されています。記事中の写真をよく眺めると、私の姿が散見されます(笑)。だからというわけではないですが、改めて本講演会に関連して感じることを書き留めておきたいと思います。
 
私は、20年近く前に宇城先生の存在を知りました。合氣道の稽古を開始して5年くらい経過した頃だったと思います。先生の著書を拝読し、中でも「武道の心で日常を生きる」に大きな感銘を受け、日本人としての矜持をもって生きることの大切さに気付きました。特に、先生の「一人革命」という言葉が心に刺さり、自分にできることは何だろうと考え抜いた末、11年前、47歳の時に、24年間勤務した会社を辞め、自分が心からやりたいと思う仕事で起業いたしました。
 
未経験の仕事、未知の業界でいきなり起業するという無謀な挑戦でした。それでも、たった一度の自分の人生、どうしても自分に正直に生きたいと思い、周囲の猛反対や嘲笑を退けて断行しました。案の定、苦労と困難、失敗と挫折と絶望の連続でした。それでも自分の想いと志を大切にし、事業を10年以上継続できたのは、著書を通して伝えられた宇城先生の教えのおかげだと思います。先生には、心から感謝をする次第です。
 
先生の著書はほとんど読み、いつか先生にお目にかかりたいという思いを強めました。宇城道塾に参加したいと願いつつ、その時々で経済面や日程面で都合がつかず、参加できずにおりました。そのため、先日、やっと先生にお目にかかることができ、感激ひとしおでした。3時間という短い時間ではありましたが、先生のエネルギーやお人柄を肌で感じることができ、とても大きな勇気と希望をいただいたと感じています。
 
現代日本の社会は唯物主義、拝金主義、利己主義、享楽主義が蔓延し、人間がどんどん愚劣化しているように感じてなりません。特に、政治家や企業のトップなど、自らの生き様を通して国民や若者に模範を示し、社会をリードする立場にいる人間の多くが、良心と倫理観を喪失し、堕落しきっていると感じてなりません。彼らの大半は、表面上は取り繕い、耳障りの良いことを述べますが、内実は惰性と嘘と言い訳に満ちた仕事しかせず、人として腐敗しきっていると申しても過言ではないでしょう。
 
そのせいでしょうか、信じられないことに、10代の死因第1位は自殺だそうです。また、中高年の引きこもりが60万人以上存在するとも伝えられています。つい150年ほど前まで、高い能力を備え、自然と調和し、助け合って生き、諸外国の人たちにいろんな意味で感銘や驚嘆や尊敬の意を抱かせた日本人らしさは、すっかり消沈してしまいました。日本は今や、社会を支える中高年たちが生きる力を失い、未来を担う若者の多くが自ら命を絶つという、末期的症状を呈していると感じてなりません。
 
本格的に超高齢社会に突入し、気力を失った老人だらけの社会になり、このまま日本という国が滅びていくのか。それとも希望ある未来に向けて、命をつないでいけるのか。今が大きな岐路だと感じてなりません。そのような中、宇城先生が伝え続けておられる珠玉の教えは、この上なく大きな意味をもつと感じております。一人でも多くの大人が、自分の中にある潜在能力に気づき、自信と勇気と希望をもって自分らしく生きることこそが、この憂うべく現状を打破する原動力だと考えております。

https://www.uk-jj.com/post/20190816
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