勝負にこだわるな、芸を磨け

仕事について思うこと

これ、囲碁九段・名誉棋聖である藤沢秀行師(故人)の言葉だそうです。最近購入した「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」(藤尾秀昭 監、致知出版社)という本に載っていました。大いに感銘を受けました。さすが70年近くにわたり、一つのことに打ちこんできた方の言葉は非常に重く、含蓄に富みます。

以下、同書より引用します
 

「碁の技術を磨くだけでは強くはなれない。いかに厚みのある生き方をしてきたかが問題になる。
〜 中略 〜
碁は確かに勝負を競うものです。だが、勝負を第一義に置いたら、逆につまらなくなってしまうのではないでしょうか。碁にはその人の個性、考え方、人生経験が現れますが、碁は感性の発露、まさに芸に他なりません。だからこそ、碁は命を込めるに値するのですね。勝負は結果にしか過ぎません。第一義はいい碁を打つこと。つまり自分が生きてきた全てを三百六十一路の盤状に表現するものだと私は思っています。そのためには、芸を磨く以外にはありません。芸を懸命に磨く。そうすれば、自然に勝てるようになる」

 
非常に姑息ですが、そのまま引用、転用をさせていただくと、整体で申せば「治る・治らないにこだわるな、芸を磨け」ということになります。これ、まさに私が心がけてきたことであり、整体塾門下生に伝えたいことそのものです。上記の文章の「碁→整体、勝負→治る・治らない」と置き換えると、何となくその意味がおわかりになるのではないでしょうか?

そう、整体は感性の発露、まさに芸に他ならない。だからこそ、整体は命を込めるに値する…と私は確信していますし、そのような整体をお伝えしたいと思い、整体塾を主宰・運営しています。考え方が古い、固い、時代錯誤も甚だしいと、よく揶揄や批判をされますし、一般受けはしないでしょう。

しかし、今、私たちが最も考えねばならないのは、目先の利益や損得ではなく、極めて困難で、混沌としたこの社会をいかに生き抜いていくかではないでしょうか。言い換えれば、答えのない時代において、いかに自分で答えを見つけていくか。そして、その力をどうやって培っていくかではないでしょうか。

たかだか10年ちょっとの経験しかない駆け出し整体師が口にすることではないかも知れませんが、私は自分が全身全霊を傾けることができる、つまり命を込められる「整体」というものに出会えて、本当によかったと思っています。そして、私のもとに集ってくれる門下生は、そのような想いに共感してくれる極めて奇特な方であると、感謝するばかりです。
 
〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜
 
写真は、先月開講した「応用講座(2)」の指導風景です。施術を受けてくれている門下生は、東京都町田市の鈴木 秀則先生です。彼も武術修行者であり、それゆえ私の想いに共感してくれているのではないかと思います。現在、一所懸命に開業準備を進めています。何か相談ごと等あれば、声をかけてみてください。以下、彼の整体院のウェブサイトURLです。

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