何事も同じだと思いますが、これまでにやったことのないことを「やりたい!」と思ったら、まずは「やってみる!」ことがとても大切だと思います。心配かも知れないけど、失敗するかも知れないけど、具体的に第一歩を踏み出してみる。それをしない限り、永遠に「やりたい!」でとどまってしまいます。
私の場合、オートキャンプがまさにそれでした。家族でキャンプをしたい、子どもたちに非日常を体験させたい、自然の中でゆっくり過ごしたい……何年もそう願っていましたが、キャンプはハードルが高く、何から手をつけて良いかわからず、ずっとやらずじまいでした。そんな時に救世主が現れました。
当時、私が高校時代の同窓会幹事をしたのですが、都合により参加できない幼なじみの女性が連絡をくれたのがきっかけでした。職場が近く、また仕事で接点が持てそうなので、何度か一緒に飲んでいるうちに、キャンプの話になりました。聞くと、彼女はキャンプが大好きで、年に何回か家族連れで出かけているとのこと。
私も行きたいと思っているが、なかなかチャンスがないと伝えたら、今度、一緒に行こうよ!と誘ってくれたのです。「食事の準備やそのために必要な装備はこっちで用意するから、最低限の装備(テント、寝袋、椅子など)だけ自分で用意して」と言われ、次の休日、早速ホームセンターへ出かけ、買い揃えました。
そして、2001年の8月、京都の朽木村へ2泊3日で初めてのオートキャンプに出かけました。その時に、どんな装備や道具を入手すればいいのか、どうやって使うのかを彼女やご主人から学びました。彼女がよく行くスポーツ用品店を紹介してもらい、そこで装備や道具を少しずつ買い揃えていきました。
翌年の5月のGW、2回目のキャンプとして福井の六呂師高原へ、やはり彼女の家族と一緒に出かけ、そこで自分が入手した装備や道具を使ってみて、さらに理解を深め、同じ5月に今度は自分の家族だけで京都の美山町へ出かけました。自分たちだけでやってみると、またいろいろ見えてくるものがありました。
すっかりキャンプの魅力に取りつかれ、それ以降は年に4〜5回、家族連れで出かけていました。知れば知るほど奥が深く、道具も買い足したり、買い直したりで、かなりの出費をしたと思います。しかし、当時、うつで苦しんでいた私にとって、キャンプへ出かけるのは大きな救いでもありました…
昨日、キャンプへ行きたいとおっしゃる方から相談を受けたので、当時の写真を引っ張り出し、思い出しながら書いてみました。冒頭で述べたように、あれこれ考え過ぎず、まずはやってみる!これが本当に大切だと思います。ぜひキャンプ慣れした友人や知人に声をかけ、まずは出かけてみてください!^-