先週末の三日間、本年最後の『心整体法・起業講座』を開講すると同時に、整体塾の忘年会を開催いたしました。現役研修生4名の他、2名の修了生、2名の受講生が参加してくださり、とても楽しく、充実した時間を過ごすことができました。ご参加くださった皆さま、たいへんありがとうございました。
さて、お恥ずかしながら最近知った“薫習(くんじゅう)”という言葉があります。仏教用語らしいですが、その意味は「香が物にその香りを移して、いつまでも残るように、みずからの行為が、心に習慣となって残ること」だそうです。
整体は、生涯をかけた「命を学ぶ道」だと私は考えています。単に知識や技術、ノウハウを習得するにとどまらず、経験を通して、自他の命に真剣に向き合うことにより、命のかけがえの無さ、生命の可能性、生きることの素晴らしさを身と心に染み込ませてゆく。そんな“薫習”という学び方がとても大切だと考えています。
不器用で、効率の悪い学び方かも知れません。しかし、たった一度しかない自分の人生、楽しく、真に豊かなものにしたい。できれば、縁のある方に分かち合いたい。ならば、時間がかかっても、薫習という学び方によって、じっくりと自分を磨き、高め、成長させる喜びと楽しみを味わいたいものだと私は思います。
私が実践提唱する「命を輝かせる整体」に、少なからず共感を覚えて集ってくださる皆さまは、家族同然の大切な存在と考えております。これからも学び合い、教え合い、支え合い、助け合うあたたかな人間関係を育て、互いの成長を喜び合いたいと願います。どうかよろしくお願い申し上げます。