【手と道と】
入院生活も、残り10日ほど。
いよいよ退院です。
ただし、決められた期限が経過しただけで、退院=症状の快癒ではありません。
もちろん倒れた当初と比較すれば格段に改善はしていますが、手も足も、右半身の麻痺は相変わらずです。
これからどうやって暮らすのか、生きていくのか。
不安が募るばかりですが、これも“ギフト”。
魂からの贈り物と思って、結果を求めず、今、自分に出来ることを精一杯やり続ける……
どうやら歩む道は、そこにしかないようです。
整体師として、右手が使えないのは致命的です。
だから絶望するのか。
それともこの経験を糧にするのか。
それは、自分で決めることだと思っています。
整体師として生き続けたいなら、そうすればいい。
全く違う生き方もいいだろう。
答えは見えませんが、これまでとは異なる情景を味わいつつ、違う歩き方をするんじゃないか。
なんとなく、そんな気がしています。

