【身体はすべてを知っている】
定期購読している、季刊誌「道(DOU)」。今号のテーマは『身体はすべてを知っている』。この狂った社会に投げかける、とてもタイムリーなテーマだ。なぜなら、私たちは身体なしにこの世界に存在できないし、身体が正常に機能することは、すべての生命活動の礎であるにもかかわらず、現代人の多くは、身体に対してあまりにも無知無関心、かつ無責任になってると感じるからだ。
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現代社会に生きる人間は、日常において身体を使う機会が激減しており、非常に偏った身体の使い方を強いられている。さらには、身体の機能を損なう薬物などの人工化合物の過剰摂取などが重なり、身体がどんどん鈍化・劣化し、正常に機能しなくなっている。その結果、身体が本来備える叡智が発動しなくなっているが、大半の人間はそのことに無自覚である。
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追い討ちをかけるように、近年はインターネットという情報インフラが一般的になったため、誰もが簡単に膨大な情報にアクセスできる。人々の健康に対する興味関心や意識が高まってはいるものの、頭脳優位な状態ゆえ、溢れかえる情報に翻弄され、かえって多くの人が不健康な状態に陥るという皮肉な状況を呈している。現在起こっている世界的異常事態は、その顕現ではないかと考える。
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身体は、私たちの最も身近にある“自然”であり、当たり前のことながら、自然の摂理や宇宙の原理に則って機能している。そうやって身体の叡智が正常に働いていれば、何も迷うことはないし、パンデミックは起こらない。マスク?百害あって一利なし!ワクチン?打たない(もしくは様子見)に決まってる!そのように、直感かつ一瞬で答えが出せるし、揺るがない。
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そのような中、身体を探究し、その成果を手がかりにしながら“命を知り、命を感じ、命を養う”ことを通して、身体の叡智を取り戻す。それが、整体の学びであり、営みであると考えている。整体と聞くと、手技を施すことのみを連想する人が多いが、それは整体という営みの一局面に過ぎない。その背後にある理論、さらには思想を知ること、そして日常の実践が何よりも重要である。
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さらに申せば、深刻な痛みや病気と呼ばれる状態から脱するという効果効能は、これまた整体のほんの一部分に過ぎない。生涯にわたり健康を維持するために、さらには自分の可能性に目覚め、豊かで幸せな人生を送るための統合的な学び。それが整体だと考えている。ぜひ一人でも多くの人に整体を学び、役立てて欲しいと、改めて強く願う次第である。
身体はすべてを知っている
一燈を提げて暗夜を行く
