ゴールデンウィーク真っ最中である。
今年は、5月1日以外、整体院は営業をしている。
1日も、外部のセミナーに参加していた。
今週末の日曜日も整体法講座を開講しているという、仕事漬け状態である。
自分がサラリーマンだったら、有給を使い、10連休にしているだろう。
実際、サラリーマン時代は、そうしていた。
ゴールデンウィークは、4~5泊で、家族を連れてキャンプに出かけることも多かった。
上の写真は、今から11年前の2005年に、蒜山高原へ行った時のもの。
当時は、日常があまりに不自然であった。
仕事や人間関係のストレスで常に過緊張状態、自分を見失い、苦しい毎日を過ごしていた。
だから、時おり自然の中へ出かけ、自分を取り戻す必要があった。
とにかく、何もかも忘れ、キャンプ生活に没頭する。
そうやって、何とか自分を保っていた。
キャンプは、本当に楽しい。
ただ楽しいばかりではなく、心身ともに癒される。
だから、今も行きたくて、ウズウズする。
しかし、行かない。
仕事が忙しいというのも、ひとつの理由だ。
ただし、義務感ではない。
心底やりたいことが、山のようにあるからだ。
私は、開業してまだ10年にも満たない。
新米整体師、新米自営業者としては、悠長に休んでなどいられない。
そして、今は日常において、“自分を生きている”。
つまり、自然体でいられるのだ。
日の光、土や草の匂い、風、鳥のさえずりなど、日常の中にある自然を感じることができれば、キャンプへ行った時と同じ至福感と解放感を味わうことができる。
だから、わざわざキャンプへ行かずとも済むのである。
東西の扉を開け放ち、風が通り抜ける整体院で、静かに過ごす朝の時間は、心身ともに癒される、至福の時間である。
日常に、このような時間が持てるとは、何と幸せなのだろうか。
しかし、キャンプはまた行きたい。
来年あたりには行けるよう、ぼちぼち、キャンプ道具の整備から始めてみようと思っている。
これは、コールマンのワンマントルランタン、モデル286A。
永遠不滅の逸品である。