今回の参議院選挙、不審な点が多々ある。
どう考えても、納得いかないことが多過ぎるのだ。
なぜビジョンも政策ももたない人物が当選するのか。
明確なビジョンと政策を示し、街頭演説で1万人以上を集め、多くの人の心を打つ人物が落選するのか。
実際、投票結果の不正操作は行われているようだ。
マスコミによる情報操作も、明白だ。
その卑劣さ、狡猾さに大きな怒りを覚える。
戦争に向く歩みを止められない自分たちの愚かさ、無力さを嘆く。
だから、今、何とかしなければならない。
自分はともかく、子どもたち、孫たちのために、政治や社会を変えたい。
本気でそう考える人も、きっと多くいることだろう。
しかし、残念ながら、いくら怒りの声をあげても、どんなに選挙活動を頑張っても、政治も社会も絶対に変わらない。
なぜなら、彼らがいくらでも好きに操作できるフィールドで戦っているからだ。
今回の選挙では、それが本当によくわかったのではないか。
ここで考えて欲しい。
彼らが投票結果やマスコミを好きに操作できるのは、なぜか?
操作の実務を担当している人間が大勢いるからだ。
彼らに飼い馴らされた、言わば「従順な兵隊たち」が、大量に存在するからだ。
兵隊たちは、自分の頭で考えることはしない。
自分のため、家族のため、生活のために、今の仕事にしがみつく。
そのためには、良心も信念も捨てる。
そもそも、良心も信念も持たない。
だから、人の道に外れる恥ずかしいことも、平気でやる。
兵隊たちの多くは、サラリーマンや公務員だ。
恐ろしいことに、兵隊たちには、自分たちが兵隊である自覚がない。
世のため人のために仕事をしていると、固く信じている。
こうして、私たち民衆は、支配者の意図するままに操られ、彼らの利益最大化のために、自らの命を差し出さざるを得ない。
これが、現代社会の仕組み、「隷属搾取システム」だと私は考える。
隷属搾取システムは、長い時間をかけて、周到に構築されて来た。
人間の特質、心理を徹底的に研究分析し、設計し、試行錯誤を重ねて作り上げられた、強固極まりない優れたシステムである。
これを私たち民衆が破壊するのは、不可能である。
しかし、たった一つだけ道がある。
システムを動かす兵隊たちが、そのことに気付き、役目を放棄することである。
いかに強固なシステムであっても、それを稼働させる兵隊がいなくなれば、機能しなくなるのは必至だ。
問題は、気付く者がとても少ないことだ。
100人に1人いるか、いないか、その程度であろう。
さらに、幸い気付いても、実際に行動ができるのは、絶望的に僅少であろう。
気付いた人100人に1人いるか、いないか、そんなものだろう。
つまり、兵隊の仕事から離脱できるのは、よくて1万人に1人いる程度だ。
もしかしたら、10万人に1人くらいかも知れない。
特に、日本人は絶望的だ。
画一化、均質化、統一化を主軸とする教育で、骨抜きにされている。
働き方や生き方を変える勇気を持つ者は、ほとんどいない。
デモに参加する。
選挙活動に参加する。
SNSに投稿する。
大半は、それで満足してしまう。
デモも選挙活動もSNSも、自尊心や良心を満足させる、趣味や娯楽に過ぎない。
日常に戻れば、これまで通り、兵隊として働く。
その方が、ラクだからだ。
しかし、私は1万人に1人、10万人に1人の勇気ある人物に出逢いたい。
自然と寄り添う新しい生き方を実践し、現代医療という強大な隷属搾取システムを崩壊させ、政治や社会を変える一翼を担う仲間を1人でも増やしたい。
汚れた大河に一滴の清水を落とす、そんな気持ちで整体法講座を主宰している。
私たちは、他者と過去を変えることはできない。
私たちが変えることができるのは、自分と未来である。
これは、普遍的な真理である。
自分を変える、つまり、働き方と生き方を変える。
それが、政治や社会を変え、未来を変える、唯一の道であると私は思う。
私たちは、隷属搾取システムの中に、身を置かざるを得ない。
その中において、合法的に、自分らしく、自立して、自由に生きることは可能である。
私は、それを示すことができる。
何か心に響いたなら、どうかそれを見過ごさないで欲しい。
心の声に、耳を傾けて欲しい。
そして、勇気をもって、自分を変える第一歩を踏み出して欲しい。
もしかしたら、手遅れかも知れない。
こんな投稿ができるのも、あとわずかかも知れない。
しかし、私は命の続く限り、諦めない。