祈り〜サムシンググレートとの対話

社会について

おはようございます。

「祈り ~サムシンググレートとの対話~」
http://www.inori-2012.sakura.ne.jp/

昨日、この映画を観てきました。
とても素晴らしい内容で、感動をいたしました。

一年少々前、この映画の監督をされた白鳥 哲さんにお目にかかりました。

白鳥監督は、数年前に脳腫瘍を患われました。
手術不能の箇所であり、現代医学ではどうしようもなかったそうです。
にもかかわらず、白鳥監督の腫瘍は退縮し、消滅しました。
監督は、どのように治癒させていかれたか。
その過程で得られた経験が、この映画につながったとうかがいました。

祈りの力、想いの力。
それは、私たちの想像をはるかに超えて、偉大で強力なものです。

しかし、現代人のほとんどは、目に見えることしか信じない。
物質的、金銭的豊かさだけを追い求める。
自分さえよければいい、今がよければそれでいい。
唯物主義、拝金主義、享楽主義、利己主義が蔓延しています。

その延長に、未来はないこと。
いま、私たちは、本当に生き方を変えねばならぬこと。
白鳥監督は、映画を通じて、それを訴え続けておられます。

以下、私の下手な言葉よりも、主演の村上和雄先生のお言葉を引用いたします。
映画パンフレットに掲載されていたものです。
村上先生は、遺伝子工学の世界的権威です。
科学の最先端を走り続けて来られた村上先生が、なぜいま「祈り」を取り上げるのか。
その一端がご理解いただけるのではないかと思います。

世界中の人々がこの1年日本のために祈ってくれた。そしてその思いに感応するように「いまこそ頑張らなくては」「もう一度我々本来の姿に立ち戻らなければ」という気持ちのスイッチが、多くの日本人に入ったのです。震災で目に見えるものが破壊され失われましたが同時に「目に見えない大切なもの」が自分たちの心の中に残っていることに多くの日本人が気付いたのです。

日本人は古来より草木の一本から、火水風土あらゆる万物に霊魂が宿り、大自然の恵みによって生かされていると考えてきました。そして日本人は大自然を征服して文明を発達させるのではなく、大自然と共に「一つの大きな命」として調和することを大切にする民族でありました。それなのに、現代の私たちは科学や技術の力で人間本位の快適さのみを追究し、私たちを生かし恩恵を与えてくれている「目に見えないモノ」に思いを馳せる、すなわち祈ることを忘れ去ってしまいました。あの日2011年3月11日までは。

私は長年生命科学の世界に身をおき、遺伝子という極小単位の生命の営みの、精緻で絶妙に組み込まれた存在と」機能を目の当たりにし、人知をはるかに超えた叡智そのものを感じてまいりました。そして、目には見えないけれども確実に存在する「大いなる何か」=「サムシンググレート」に畏敬の念や祈りを捧げるようになりました。

いま「祈り」は欧米において最先端の研究分野になりつつあります。特に医療や医学の分野でその効果が報告されています。なぜ祈りに効果があるのかはまだ解明できません。しかし私は、科学と祈りとはお互いに関わり合うことでさらに価値を高めていけるものだと信じています。

人は無力だから祈るのではなく、祈りには思いもよらない力があるから祈るのです。

この映画をご覧になった一人ひとりが「祈り」と「サムシンググレート」の偉大なる力に目覚められることを願ってやみません

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