10年前、2008年1月。
まだサラリーマンだった頃だ。
私は、ある人物に出逢った。
村松幸彦先生。
私の整体の師である。
師は、会ったばかりの私にこう告げた。
「私はこの整体で日本を変えたいと思っています。一緒にやりませんか」
やっと見つけた…
ずっと探していた自分の「道」を…
安堵と感動。
涙が溢れて止まらなくなった。
代替療法でも、治療術でもない。
生き方や社会のあり方を示す「道」としての整体。
師はそれを「心躰法」と名付けた。
しかし、師は志半ばで亡くなった。
2010年1月のことだ。
出会って、わずか二年。
あまりに突然で、早過ぎる別れであった。
亡き師から託された「道」。
それを私は「心整体法」と名付けた。
道は、まだ始まったばかりだ。
そして、果てしなく続く。
師と道に出会えたこと。
師から託された道を歩みを続けられること。
1月は、それにいっそう感謝をする時節である。